superman

「スマートフォン」といえば、iPhoneかAndroid端末を思い浮かべる人が多いと思う。残念ながら「Windows Phone」は日本ではあまり存在感を示しているとはいえない。そもそもユーザー自体が非常に少ないのではないだろうか。

マイクロソフトは最近、世界的なシェアを誇る通信機器メーカーの「ノキア」を買収し、いよいよ巻き返しを図る構えを見せている。買収後に最初に販売される端末について、海外IT系サイトで話題になっているのだが、その端末の名前が少々頂けない感じなのである。その名前とは……。

・自撮りを強化した端末

ITサイト「The Verge」が伝えるところによると、マイクロソフトに加わったノキアは「Windows Phone 8.1」を搭載した端末の開発を進めているそうだ。この端末は、世界中で流行の自撮り(セルフィー)を強化したものになるようである。

・本体正面に5メガのカメラ

従来の端末は、本体正面に1メガピクセル(iPhone5sの場合は1.2メガ)を搭載している。一方ノキアの新端末は、本体正面に5メガピクセルのカメラを備えるそうだ。これにより、これまでの端末よりはるかに綺麗な自撮りを実現するようである。

・世界的に流行だが……

たしかに最近は自撮りするユーザーが増えている、有名人の自撮り画像が、世界的に話題になることも少なくない。したがって、本体正面のカメラを強化するのには、十分な意味がある。しかし問題はその端末の名前だ。

この端末は「スーパーマン」と名付けられている。はっきり言って、ダサいとしか言いようがない。販売されるときのCMを想像すると、ちょっと寒気がしてくるようだ。「最新Windows Phone 8.1搭載、スーパーマンが日本でも発売開始!」ということになるのだろうか?

・ゴールドフィンガー!

さらに同じOSを搭載した別のモデルの名前もなかなかだ。その名前とは、「ゴールドフィンガー」である。「お前のスマホiPhone? 俺、ゴールドフィンガー」という会話が街中でされることになってしまうのだろうか? 「うちの彼氏、ゴールドフィンガー」、彼女が彼氏の端末を説明しただけなのに、何だかおかしな話になってしまいそうである。

発売前ならまだ間に合う、せめて日本だけでもモデルの名前を変えた方がいいんじゃないだろうか。さすがに「スーパーマン」と「ゴールドフィンガー」は……。

参照元: The Verge(英語)
執筆: 佐藤英典
イラスト: Rocketnews24