tripleplay

野球は言わずもがな3アウトで攻守がチェンジする。基本的には1つずつ、走者との兼ね合いによってはダブルプレーで2つのアウトを奪うことができるのだが、先日の試合で滅多に見られない「トリプルプレー」が炸裂したと話題になっている。

完成するまでのその様子は動画「好送球、好判断の連続スーパープレー、三重殺が完成! 2014.04.22 F-H」で確認可能。各選手のひとつひとつの動作に注目すると、よりそのスゴさがわかる内容となっているぞ!

・パ・リーグでの試合

トリプルプレーは2014年4月22日、北海道日本ハムファイターズ vs 福岡ソフトバンクホークスの試合で見られた。この試合の3回裏、日本ハムが1点を先制し、なお無死一、三塁と追加点のチャンスという場面である。

・一連の流れ

マウンド上はスタンリッジ投手、そして打席には主砲の4番・中田翔選手。トリプルプレー完成までの流れを文章で簡潔に表すと次のようになる……

中田選手が外角低めの球をセンターへ打ち返す → センター・柳田選手が地面スレスレでキャッチ → タッチアップを試みる三塁走者 → 矢のような返球 → 本塁クロスプレーで2アウト → 進塁する一塁走者 → すぐさま捕手・細川選手が二塁へ送球 → タッチアウトで3アウト

……といった流れだ。ソフトバンク選手たちの隙のない守備、判断の早さが光ったプレーの連続だったぞ。

・15年ぶりのトリプルプレー

ちなみにこのトリプルプレーは球団として15年ぶりであり、前身の「ダイエー」時代以来のもの。しかも当時成立させたのは、現役だった秋山監督が起点であったのだからドラマチックな話である。

・トリプルプレーに対するネットユーザーの反応

「すごっ」
「ホークスのトリプルプレー凄かったなぁ」
「柳田あんな守備ええんか!」
「なお翔さんは…誕生日にトリプルプレーを…」
「ランナーが詰まったわけじゃないトリプルプレーってめずらしいな ランナーコーチが悪いわ」
「昨日の試合、ホークス柳田外野手が完成させたトリプルプレー、すごいビッグプレーやな。こんなん初めて見たわ・・・w」
「昨日のソフトバンクのトリプルプレーなんか見てても本当プロ野球選手の身体能力って化け物みたいだな。柳田と言い細川と言い何だこの肩の強さは。」

などなど、めずらしいプレーが見ることができておもしろかったという声や、ソフトバンクの柳田悠岐外野手のプレーに驚いたというコメントが多数。また、細川選手の判断の早さにも驚きの声が集まっていたぞ。

試合は、5回表にソフトバンクが逆転。日本ハムはトリプルプレー前に奪った1点以降は打線が沈黙し、1−2で敗れる結果となった。試合の流れを変えるトリプルプレーを完成させたソフトバンクの守備陣……「さすがプロ」である。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼スーパープレーの連続だ

▼15年前にホークスで生まれたトリプルプレー(8:35〜)

▼こちらは過去のトリプルプレー集