遙か昔から南池袋にある伝説の店。地元民の私も地域のミステリースポットとして存在だけは知っていた。それが今回ご紹介する「老眼めがね博物館」。
私の少年時代、ゴミ同然のモノを売る不思議なリサイクルショップだったこちらの博物館。なぜか店内にアフリカ難民のポスターがバーン、バーンと何枚も貼られ、いわゆる電波系のドン引く品揃えだったのが、気がつけばメディアで紹介できるレベルまでリニューアル。
公式サイトいわく「廃業覚悟のメガネ問屋。年間休みなし、給料なし。破れかぶれの貧乏タレのハゲおやじ(店主)が、命の限り安くします。買って下さい、お願いします」(原文ママ)とのこと。よくわからないが、すごい気合いだ!
・観光バスを止めるとメガネがもらえる謎のバスツアー
「命を賭けて」の言葉通り、9割引きは当たり前。自称1500円のメガネが29円! 2年で1本しか売れないグラサンが150円! そして定価2800円、売価280円という「牛丼価格」メガネは、その名の通り吉野家の牛丼価格と完全連動相場制。
公式サイトの「観光バスツアー」という文字に、何かと思えば、観光バスで池袋を通る際、ガイドさんに「老眼めがね博物館に寄って!」としつこく頼んで聞き入れられると、ツアー客全員メガネがもらえる……という、バス会社には迷惑な謎のPR企画。
店長いわく、老眼鏡は2年以上在庫すると変色・ゆがみ・クラックにより目の疲れがでたり、メッキが劣化して金属アレルギーの元となる。老眼めがね博物館では、そんな老眼鏡・サングラスを社会に役立たせたいと、度数切れ・展示品・廃番・2年以上在庫になった商品を積極的に仕入れています……だそうです。えっ、それってつまり……使って大丈夫なの!?
・今回ご紹介した店の詳細データ
店名 老眼めがね博物館
住所 東京都豊島区南池袋3-16-9
時間 10:30~19:30
休日 水曜定休
Report : クーロン黒沢
Photo : Rocketnews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]
▼平日の午前中から年寄りが集う
▼テレビでも紹介された(らしい)メガネを敷き詰めた外装。そして……
▼店内もこの通り!
▼電波ショップ時代の名残りもそこかしこに見受けられる。
▼とにかく激安。100均より安い!
▼1本じゃなくて、1山で売ってます。
▼勇気のある方へ!
▼そのときの思いつきで書いてるんだろうか?
▼切り抜きの新聞が日刊ゲンダイってとこが……
▼代官山で買ったメガネが29円!
▼訳あり物件。他の商品も全部訳ありなのに。
▼マイケル・コレクションが290円と激安です。