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サッカーの試合では、しばしば小競り合いのシーンが見られる。大抵の場合は、周囲が止めに入って沈静化することが多いが、先日ブラジルのサッカーリーグで起きた「乱闘」は荒れに荒れた。

前代未聞となった「世紀の大乱闘」での退場者はなんと8人! 一体何が起きたのか、今回は恐ろしすぎるその様子を動画「Potiguar vence o Baraunas」と合わせてご紹介したい。

・ブラジルでの試合

世紀の大乱闘は、2014年4月6日に行なわれたブラジル4部リーグのポチグアル vs バラウナスの試合で起きた。同じ街に本拠地を構えるクラブ同士の対決である「ダービーマッチ」の試合は、選手たちも気合い十分で序盤から激しい争いを繰り広げた。

・ポチグアルがリードする展開

ポチグアル(赤)、バラウナス(白)ともに1点を取り合い、次の1点はホームのポチグアルに生まれる。ゴールを決めた選手はサポーターのもとへ駆け寄り、喜びを分かち合っているかに見えるが……

・乱闘勃発

どうやらこれはアウェイ側の観客席。そう、なんと挑発しているのである! これを見たバラウナスの選手たちは激怒。ゴールを決めた選手がセンターサークルへと戻ろうとすると、囲んで何やら危ない雰囲気になる。

そしてここから世紀の大乱闘へ発展だ。仲間をやられたポチグアルの選手たちも怒りの導火線に着火。両クラブの選手たちが入り乱れると、完全に収拾がつかくなってしまう。観客席からは発煙筒が投げられ、完全防備した警官隊が出動する騒ぎになる。

・8人の退場者

ようやく落ち着きを取り戻した両クラブだが共に4人の退場者を出し、7人同士の戦いをすることになった。この騒ぎの後もラフプレーが飛び出すなど荒れた試合だが、結果は乱闘前に勝ち越し点を奪ったポチグアルが2-1で勝利している。

相手クラブのサポーターを挑発することは御法度だが、手を出すことも許されることではない。バラウナスの選手たちの気持ちはわかるが、プレーで見返して欲しかったと思うシーンであった。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼大乱闘は2:10〜

▼予備動画