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2014年4月3日兵庫県神戸市のJR三宮駅のすぐ近くで、解体中のビルの足場が倒壊し、通行中だった2人がケガを負う事故が発生した。鉄骨などが広範囲に散らばり、真横の道路が完全にふさがれる事態となった。

足場は付近に停車中だった路線バスにも直撃、その瞬間を車載カメラがとらえていたのである。バリバリと裂けるような音が響き、衝突の衝撃でバスは激しく揺さぶられている。鳴り響く轟音を聞いているだけで背筋が凍りつきそうだ。一体どうして、事故は起きたのだろうか。

・約20メートルの足場倒壊

事故が起きたのは同日午前11時10分頃のことだ。三宮駅の北側で5階建てビルの解体作業が行われていた。高さ約20メートル、幅約30メートルの足場が崩れ、付近を通行していた男女人が負傷したのである。

・重機の操作ミス

その後の調べで、解体作業は3人の作業員が2台の重機を使って行っていたことが明らかになっている。3階部分の鉄骨を除去中に、鉄骨が足場に接触し、倒壊したと見られている。どちらかの重機が操作ミスした可能性が浮上しているとのことだ。

・足場の前を逃げる人の姿

神戸新聞NEXTが公開している、路線バスの車載カメラ映像を見ると、乗客がバスから降りているさなかに、倒壊が起きたことがわかる。また、倒壊する間際に足場の前を、逃げる人の姿まで写っているのだ。まさか、約20メートルの高さの足場が倒れるとは……。速やかに原因を究明して、今後このような事故が起きないことを願う。

参照元: YouTube神戸新聞NEXT
執筆: 佐藤英典