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もし、今、あなたがトイレでスマートフォンからこの記事を読んでいるのなら、早急に用を足して部屋に戻った方がいいかもしれない。

というのも、スマホをトイレで使用する人はしない人に比べて痔の危険性が格段にアップするというのである。しかもAndroidユーザーより、iPhoneユーザーの方が危険であるというのだ!

・トイレでスマホを使う人は痔になりやすい

かねてより「トイレでスマホを使う人は痔になりやすい」という都市伝説があった。その伝説が、中国の科学系サイト『果壳网』で解説されて話題になっている。解説では、アメリカのあるサイトが行った調査を引き合いに出された。

・82%の人がトイレで携帯電話

その調査によると、回答者1034人のうち82%もの人がトイレに携帯電話を持ちこんでいるという。そしてトイレで携帯電話を使用する人の便器にまたがる平均時間は6分。トイレで携帯電話を使用しない人の約2倍だそうだ。

・トイレへの長時間滞在は痔を誘発する

痔の原因はいくつかあるが、そのうちのひとつに「肛門周辺の血行が悪化」というのがある。トイレに長く座ったり、排泄の際に力を入れすぎると、この状態に陥りやすい。

前述のとおり、トイレでスマホを使っていると、知らず知らずのうちにトイレの滞在時間を引き延ばす傾向にある。これが、肛門付近の充血を招き、その結果、痔を誘発してしまうというのである。ちなみに、機種別に見るとAndroidユーザーより、iPhoneユーザーがトイレに長くこもる傾向があるそうだ。

また、「長時間滞在が原因」ということは、トイレで読書をする人も注意した方がいいかもしれない。

・中国のことわざ「十人九痔」

中国では俗に「十人九痔」と言われている。これは「10人いたら9人が痔」という意味。さらに続けて「十痔九不治(10人痔になったら、9人治らない)」と言うこともある。そう言われるほど痔は誰でもなる病気で、かつ治りにくいものなのだ。

痔を患ったことがある男性も「肛門周囲の血行は痔主の生命線。絶対に死守しなければならない」と、話している。なってから後悔しても遅いのだ。トイレはササっと済ませることを心がけた方が良さそうである。

参照元:中国新聞網(中国語)
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.

▼肛門の血行を守るために、トイレスマホは控えた方がいいだろう
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