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今や、泥沼の様相を呈してきた「STAP 細胞問題」。理化学研究所が、小保方晴子研究ユニットリーダーを筆頭著者とするSTAP 細胞の論文に不正行為があったと発表したこともあり、「STAP 細胞は存在しないもの」と考えている人も多いだろう。

ところが、海外の研究者が「STAP細胞と思われる細胞作成の一部の過程に成功した」という研究結果を発表!! 海外メディアなども注目しているようである。

そのような発表をしたのは、香港中文大学のケネス・リー教授だ。リー教授によると、アメリカ・ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授が発表・更新した手順を参考にして、STAP 細胞作成の一部過程に成功したというのだ。

バカンティ教授は、STAP論文の共同執筆者の1人。現在も「論文の過失は研究結果に影響を与えるものではいと信じている。論文は撤回されるべきではない」と主張している研究者である。

・「ResearchGate」に発表

リー教授は、研究者のSNS 「ResearchGate」に自らの研究成果を発表。さる4月1日に、「STAP 細胞と思われる細胞作成の一部の過程に成功」を示唆する投稿をして、多くの人を驚愕させている。

ちなみに、小保方氏が発表した論文では、マウスのSTAP細胞を作成する手順として、「酸処理」によって細胞にストレスを与えることが紹介されている。一方、リー教授は、「酸処理」ではなく「研和」(微細なピペットに細胞と溶液の混合物を通し、細胞に圧力を加えること)が、重要であると考えているようだ。

・リー教授はエイプリルフールのジョークではないと主張

この投稿があったのは4月1日のこと。他の研究者から、「よく出来たエイプリルフールのジョークだ」というツッコミも入ったが、リー教授は「ジョークではない」と返している。

なお、リー教授は、研和によって一部の過程に成功したものの、「STAP細胞が存在するとは言っていない」と主張しているもよう。とにかく、さらなる検証が待たれる。

※新たな情報が入ってきたため、「STAP細胞の作成成功」から「一部の過程に成功」に修正しております。訂正しお詫びいたします。

参照元:ResearchGateTheScientistDepartment of ANESTHESIOLOGY PERIOPERATIVE & PAIN MEDICINEthegurdian(英語)
執筆:和才雄一郎

▼細胞を分析した結果、「衝撃と驚きで言葉を失った」という教授の投稿。STAP細胞作成の一部過程の成功を示唆した投稿は、世界中に広まった
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▼同時に投稿された分析結果のグラフ
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▼「よく出来たエイプリルフールのジョークだ」という他の研究者からの投稿。ちなみに、下に付けられているリンクは、皮肉にも「日本でSTAP細胞のねつ造が注目を集めている」という記事である。
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▼「ジョークではない」と返す教授。ただし、自ら「有効性を証明するためには、さらなる検証が必要」と述べている
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