kurt3

27歳の若さでこの世を去った、ロックのカリスマ、カート・コバーン。彼は「ニルヴァーナ」のギター・ボーカルとして活躍し、ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガーおよびギターリストにそれぞれランクインしている。

1994年4月8日に、ショットガンで頭部を撃ち抜き亡くなっているところが発見された(死亡推定日4月5日)。彼の死について、当初さまざまな憶測が飛び交い、他殺説もささやかれていた。あれから20年が経とうとしている。最近になってシアトル警察は、これまで明かされることのなかった写真を公開したのである。

・大量のヘロインを服用し……

カートの遺体は彼の死後、3日経ってから発見されている。シアトルの自宅の温室で、大量のヘロインを服用し、20ゲージのショットガンで頭部を撃って亡くなったと見られている。それ以前にも、精神安定剤を飲んでローマで自殺未遂を起こしていた。

・未公開だった写真

シアトル警察は20年を迎えるに当たって、カートの事件ファイルを改めて調べたそうだ。その結果、未公開の写真を発見したという。その2つの写真とは、現金やタバコ、サングラスなど、彼の所有していたものを写したものだ。シガーボックスのなかには、注射器やスプーンもあった。これらは薬物を服用するために用いられたものと見られている。

・新発見はない

これらのなかに、彼の死に関する情報は特になく、警察の広報担当者も「世界を揺るがすような新発見は特にない」と話している。20年を経てもなお、彼の存在感は薄れることはなく、今だにその影響を受けて育つミュージシャンやバンドも少なくない。改めて彼のもたらしたものの大きさを、感じ取ることができる。

参照元: YouTubeCBCNEWS(英語)
執筆: 佐藤英典