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青森県青森駅発着、東京の上野を結ぶ寝台列車「あけぼの」が44年の長きにわたる運行の歴史に幕を閉じた。2014年3月14日に、そのラストランが行われたのだが、埼玉の大宮駅に大勢のカメラを携えた鉄道ファン、いわゆる「撮り鉄」が詰めかけ、最後の姿を撮影しようとしたようだ。駅のホームは殺伐として、罵声が飛び交う緊迫したムードに包まれていたようである。

・いくつも動画が投稿される

YouTubeにはその一部始終を撮影した動画が、いくつも投稿されている。線路を隔てた両側のホームには、カメラを手にした人たちがすし詰め状態で、警察官や駅員が安全確保のために配備されている。ロープを張って境界線を設けているにも関わらず、指示に従わない人たちもいたようである。

・動画を見たネットユーザーの反応

「また大宮か……」
「罵声大会w」
「撮り鉄怖いなぁ……」
「こわい……」
「これは酷いw」
「すごいなwさすが大宮w」
「耳障りだな」
「青森とは天と地の違いですわ」
「ひどい…」
「気持ち悪い」

・もしもの事態があったら……

激しい罵声が飛び交っており、そのうちつかみ合いのケンカでも始まるのではないかと思うほど、張りつめた空気が漂っているようだ。幸い無事に、あけぼのはホームに入り、大宮駅を後にしたのだが、ここでもしもの事態が発生していたら、華々しいラストを飾ることはできなかったかもしれない。

たびたびこのような事態がネット上で話題になるのだが、どうか自らの身の安全と周りの人の安全、そして譲り合いの気持ちを持って、撮影に臨んで欲しいものである。そして駅員や駅を利用する他の人のことも、気遣って欲しいと思う。

参照元: YouTube
執筆: 佐藤英典
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