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今まで多くの人間の人生を狂わせてきた覚せい剤。一度やったら終わりとも言われる、ドラッグのなかで最もタチの悪い代物である。そんな覚せい剤の恐ろしさを如実に表す事件が起きた。

事の始まりは、覚せい剤を決めた状態で男が車を運転したことだ。当然、逮捕された。だが、男はそれから後もクスリを手放せず、結局3日間の間に3回も逮捕されたのである!!

・日曜日の朝からラリッた状態で車を運転

ある日曜日の朝、アメリカ・オレゴン州のローズバーグで、危険な運転をするピックアップトラックが目撃された。運転している男の名前は、マイケル・ジョン・ケルビン。48歳の男性だ。

警察がそのトラックを止めて調べたところ、ドライバーには薬物使用の影響が見られたという。そこで警察官が男の持ち物を調べると、覚せい剤を発見。つまり、男はシャブをキメた状態で運転していたのだ。

男はそのまま危険運転と違法薬物所持で逮捕され、裁判所への出頭命令書にサインさせられた後に釈放された。なおこの地域では、逮捕した人間を刑務所で勾留するか、今回のように出頭命令書にサインさせて釈放するかは、逮捕した警察官が決められるという。

・同じ日に2回も逮捕

それから、2日と経たない火曜日の深夜、またしてもケルビン氏は逮捕された。今回もしっかりとブツを持っていたのだ。2回目の逮捕も、初回同様に出頭命令書にサインさせられた後に釈放という流れで、男はとりあえず自由になった。

同じ日の午後10時30分頃、またしても事件は起きた。ケルビン氏である。今度も、キメキメの状態でブツを持ってドライブしていたらしい。

結果的に男は、日曜から火曜日までの間に3回逮捕されることになったのだ。「なんで、短期間に同じことをするんだ!」と思うかもしれないが、これが覚せい剤の恐ろしさ。自分で自分をコントロールできなくなっていたのだろう。

ちなみに、3回目の逮捕の後は、さすが釈放ではなく勾留されているようである。

参照元:KPIC(英語)
執筆:和才雄一郎

▼3回分のマグショット。2回目と3回目の逮捕が同日のため、服装が同じである
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