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太古のゴキブリは大きさが50センチもあったそうだが、生物の大きさは長い年月を経て、大きくなったり小さくなったり変化している。ある科学者が「いずれ牛と同じサイズのネズミが出現する可能性があり、地球温暖化で恐竜時代の再来もあり得る」との見解を発表し話題になっているのである。

生態的地位の変化が生物の大きさに影響

「牛と同じサイズのネズミが出現する」と発表したのは、英レスター大学のジャン・ザラセイウィック博士だ。約1億4500万年前から6600万年前の白亜紀は、恐竜がほとんどの生態的地位を占めていたため、他の哺乳動物はネズミと変わらないほど小さかった。

しかし恐竜が絶滅した後、小さかった哺乳動物は大型化している。生態的地位の変化が生物の大きさに影響を及ぼすことは、よく知られている事実である。

・ネズミが巨大化して牛のサイズに

300万年前に絶滅した最大げっ歯類は、雄牛よりも大きく体重は1トン以上もあったとのことで、ザラセイウィック博士は、「少なくともカピバラほどの大きさのネズミが出現する可能性があります。生態的に空きが多ければ、牛ほどの大きさになることも考えられるでしょう」と述べている。

このほか5000万年前に生息していたシロナガスクジラの先祖に当たる生物は、オオカミほどの大きさだったという例も挙げられている。

・生存率が高いネズミが地球を乗っ取る!?

ネズミは環境適応能力と繁殖力が高いため、孤島に放つと瞬く間に優占種になってしまう。そのことからネズミが絶滅する確率は低く、巨大化した新種のネズミが在来種を絶滅の危機にさらすこともあり得るというのだ。

・地球温暖化で恐竜時代が再来

近年、地球温暖化が深刻な問題となっているが、生態系がこうむる影響も計り知れない。約5000万年前のぎょう新世と始新世には20万年の間に気温が6度上昇しており、この時代に生息していた小型車サイズの亀の化石が南米で発見されているのである。

気候変動と生物の大きさの関連性を調査している研究チームは、「このまま地球温暖化が進むとハ虫類が巨大化し、哺乳類が縮小化することも考えられる」と発表している。

ジュラシックパークが現実になるなど想像もつかないが、実際に恐竜は地球上に存在していたのである。もしかしたらこれから長い年月が去った後、恐竜のような生物が地球を駆け回る日が来るかもしれない。

参照元:Mail Online(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.