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米アップルはセキュリティに重大な問題があるとして、「iOS7.0.6」の配布を開始した。早急にアップデートした方と言われているのだが、海外メディアがひとつ気になる点を指摘している。それはバッテリーの消費スピードが速くなるというものだ。

一部のiPhone・iPadユーザーの間でアップデートした後にバッテリー消費が速くなったと報告されているという。さらに端末が発熱していると、指摘する者もいるそうのだ。これは一体どういうことなのだろうか?

・20%になった直後に17%に

アップルに関する情報を伝える海外のIT系メディア「OS X Daily」は、1枚の画像を公開している。それを見ると、バッテリー残量が少ないときに表示される警告文が記載されている。残量20%と表示されたその直後に、画面上部のバッテリー残量は17%のなったそうだ。

・発熱している可能性

またこの症状を認識しているユーザーは、タッチスクリーンに妙な温かさを感じているという。これまでのOSでは感じられなかった熱を帯びた状態になっているということなのだろうか。

・アプリを終了し再起動

同サイトは解決策として、ホーム画面をダブルタップして起動中のアプリをすべて終了し、電源ボタンとホームボタンを同時に長押しして端末の再起動をする方法を提案している。この方法でバッテリー状況が改善されたと報告している人もいるようである。ただしすべての人に当てはまる解決策かは不明だ。

・iOSはさらにバージョンアップされるかも

バックアップをとっている人であれば、以前の状態に復元するのもひとつの手である。根本的な原因がわからない以上、アップルの対応を待つしかないだろう。セキュリティ対策のために大急ぎでリリースされたバージョンなのだが、今後この問題も踏まえてさらに新しいバージョンがリリースされるのかもしれない。

参照元: OS X Daily(英語)

▼残量20%の警告文が出た後に、画面上部の残量は17%に
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