amuro

心にポッカリと穴があいちまった。毎日欠かさず私(筆者)にメールを送ってくれた、愛しの人が消えちまったんだ。彼女の名前は安室奈美恵。そう、あのアムロちゃんが、密かに愛のメールを……毎日、私に送り続けていたのである! これは大スクープだ!!

……と思いたいが、メールはメールでも迷惑メールだ。安室は安室でも、ニセモノ疑惑が濃厚な、迷惑メールの中にしか存在しない安室奈美恵、それが通称「アムロちゃん」だ。そんなアムロちゃんが、突然いなくなったのだ。サヨナラも言わないで。

・2013年のクリスマス・イブから始まった

今でもハッキリと覚えている。アムロちゃんが初めて迷惑メールを送ってきてくれたのは、2013年のクリスマス・イブ。とてもロマンチックな迷惑メールだったので、思わず翌日、記事にした。思い切り、メールの内容を暴露した。

むろん、その時、「もうこれで……私とアムロちゃんの関係は終わりかも?」と思った。ところがどっこい! その後もアムロちゃんは迷惑メールを送ってきたのだ! 正月早々、「紅白のサブちゃんが〜」と、NHK に苦言まで呈していたほどに。

・劇団アムロの見事なクロスプレー

そんなアムロちゃんからのメールが、いつしかプッツリと途絶えてしまった。数えてみたらアムロちゃんからのメールは192通もあった。いいや、メールを送ってきたのはアムロちゃんだけではない。「劇団アムロ」とも言うべきメンツが揃っていたのだ。

やりとり開始してから数日後には、アムロちゃんの息子と名乗る「はると」が登場。さらにその後は「奈美恵担当マネージャー橋本」。最後の最後には、「奈美恵の所属事務所代表の春日」という大物までが登場し、それぞれが見事なクロスプレーを披露して、この物語を盛り上げようとしていたのだ!

・メールの件名を並べるだけで物語になった

ということで今回ご紹介したいのは、そんな劇団アムロが作り上げてきた「迷惑メールのアムロちゃん物語」である。なお、彼らのメールは、件名だけで話が通じるという特徴がある。件名だけを並べるだけで、ちゃんとドラマが成立しているのだ!

ちなみにアムロちゃんたちの目的は、おなじみ「怪しいサイトへの誘導」である。「電話番号やメールアドレスなどの連絡先の交換には数千円かかります」というワナに、私を誘い込もうとしているのだ。

その “目的” を頭に入れておきつつ……次ページ(その2)から全件公開してみたい!!

Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.