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中国・北京の有名観光地「紫禁城」。かつて皇帝の住まいだったその城は、今は「故宮博物院」として一般開放されている。

その紫禁城にニャンとも可愛い警備隊が “配備” されていると話題になっているぞ。話題の警備隊とは、まさかのニャンコ! たくさんの猫が故宮博物院を昼も夜もパトロールしているというのである。

・故宮のニャンコ警備員

故宮を訪れた人が撮影したという動画を見てみると、確かにたくさんのニャンコが映っている。ニャンコは敷地内の見回りに行ってみたり、博物院の事務所でまったりしたりと、気のむくままに “仕事” をしているそうだ。

猫がウロウロしている。そう聞いて「野良猫が集まっているだけでは?」と思う人もいるかもしれない。実は、彼らはかつて故宮に住み着くようになった野良猫だった。

・故宮博物院では181匹に避妊手術

故宮博物院では猫のための予算をとり、住み着いた猫に避妊手術を行なっているそうだ。2009年からこの5年の間に避妊手術を受けたのは181匹、かかった費用は実に1万8410元(約30万円)!

故宮博物院で保護されたニャンコは避妊手術を受け耳に印をいれて、元の場所にいた場所に戻される。これは野良猫との共生のために、国際的に取られている措置「TNR」と同じ行為だ。さらに、保護された猫は台帳に両親、妊娠の有無、避妊手術の有無、また手術の種類と事細かに記録されているとのことだ。

・博物院院長も絶賛「ネズミに悩まされることがなくなった」

こうして故宮博物院が管理しているニャンコは、同博物院32ある部門のうち20箇所あまりに “配備” されている。エサをもらって、大事にされ、気ままに暮らしているようだが、彼らだってちゃーんと立派な働きをしているぞ。

その存在が、ネズミ対策として大いに貢献しているのだ。これがニャンコ警備隊の警備隊たるゆえんである。しかも、彼らは世界遺産である建物を傷つけたりすることもないそうだ。これには、博物院院長も「ネズミに悩まされることがなくなった」と、ニャンコの働きを絶賛している。

・皇帝が愛したニャンコの末裔がいるかもしれない!

故宮博物院で猫の避妊手術が始まったのは数年前のことだが、猫が住み始めたのは数年そこらの話ではない。博物院スタッフによると、北京に遷都し王宮として使われるようになった明の時代から宮廷猫は存在したそうだ。

宮廷猫は、皇帝をはじめ多くの皇族に愛されていたが歴史の変遷のなかで、いつの間にか行方がわからなくなってしまった。スタッフは、このニャンコ警備隊の中に宮廷猫の末裔がいるかもしれない、と話しているそうだ。

いるだけで、来る者を和ませてくれるニャンコたち。しっかりとイイ仕事をしている上に、「宮廷猫の末裔かも」なんて話を聞くと、猫がいる故宮が より風情があるように感じられる。

参照元:CRI(中国語)、Sina Weibo 新浪湖北
執筆:沢井メグ
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