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昨年2013年に発表された火星移住計画に世界中から応募が殺到し、大きな話題となったことを覚えている人は多いだろう。そんななか「火星移住は自殺行為でイスラムの教えに反する」と、イスラム宗教令により火星移住が禁止され、世界中で大反響を呼んでいるのである。

・イスラムの教えにより火星移住は禁止

オランダ企業「マーズワン」が進める火星移住計画は、2025年に移住開始予定で、火星への片道切符を手にした移住者は二度と地球へは戻って来れない。にもかかわらず、応募総数は世界140カ国から20万人にも上り、そのうちイスラム教徒の応募者は500人だったという。

しかし、アラブ首長国連邦の GAIAE(イスラム総務基金局)が発足した宗教令「ファトワ」により、火星移住が禁止されてしまったというのだ。そのためイスラム教徒は、移住者として選出されても火星に行くことはできない。

・「自殺が禁止されているイスラムの教えに反する」

「火星に居住することは命を危険にさらすことと同じで、自殺が禁止されているイスラムの教えに反する」というのがGAIAEの主張だ。イスラム教の聖典コーランの第4章29節には「あなた方自身を殺したり傷つけてはならない」と記されている。このほかにも2008年の GAIAE設立以来、当局はファトワ評議会を通して、200万におよぶ様々な宗教令を発足しているとのこと。

・厳しい火星の自然環境

火星の平均気温はマイナス43度という極寒の気候に加え、大気圧は地球の1パーセント以下と薄く、大気の成分は95パーセントが二酸化酸素である。火星移住を自殺行為と見なすか宇宙探索の使命と見なすかで、意見が分かれるところだろう。

厳しい環境の中で生き残るために、火星移住プロジェクトの候補者は7年間のトレーニングを受けることになっている。昨年12月の時点で候補者は1058人までに絞られ、選出者はさらなる審査を受けるそうだ。

・ネットユーザーから大反響!

火星移住禁止令に対してネットユーザーから大きな反響が起きているので、いくつか紹介したい。

「マジか!? 超ウケるな」
「私はイスラム教徒ですが、火星移住は自殺行為とは見なされないと思います。宇宙の他の惑星を探索することはコーランでは禁じられていません。どうかイスラム教徒を誤解しないで!」
「自殺がダメなら自爆テロはどうなんだ?」
「100パーセント賛成よ。月でも火星でも、地球以外の惑星に住むなんて神の意に反してるわ」

このような声が多く寄せられている。

宗教に関しては、“違うものは違うもの” として受け入れる心が必要だろう。他の宗教と比較してどっちが良い悪いではなく、信仰する人の心が安らげばそれで良いのではないだろうか。

参照元:YouTubeMail Online(英語)
執筆:Nekolas

▼火星移住計画を紹介したビデオはこちら