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死後長らく経っても、「伝説」と語り継がれるロックスターは数多くいる。カート・コバーンもその一人だ。「ニルヴァーナ」のギター・ボーカルとしてロックシーンをけん引し、80年代後半から90年代初頭にかけて大成功を納めている。

94年に27歳という若さで他界したものの、現在も彼の影響を世界中の音楽シーンで見ることができる。最近彼の生まれ故郷、米ワシントン州に彼を讃える銅像がお目見えした。2月20日の彼の誕生日に合わせてお披露目されたのだが、その像の評価が思わしくない。というのも、率直に言って似てないからだ。これ一体ダレ?

・地元の誇り

銅像が設置されたのは、同州アバディーンの博物館だ。生まれ故郷であるこの町では、カートの存在はヒーローと言っても良いだろう。誕生日は「カート・コバーンの日」と制定されており、地元の人たちにとって、彼の存在そのものが誇りなのである。

・なぜか涙を流している

博物館に登場した銅像は、ギターを弾き語る彼の姿をモチーフにしたものだ。破れたジーンズに左利きのフォームは、たしかに彼のものであると考えて良いだろう。ただ、パッと見た感じ、似ているかと言われると、少しだけ疑問が残る。さらに妙だなと感じるのは、涙を流していることだ。なぜ泣いているのか? この像を作った人物にとって、彼は「悲哀」を携えていると感じたからなのだろうか?

・史上最悪の像

この像を見た海外ネットユーザーからは、「史上最悪の像」や「これはひどいな」、「なぜ泣いている必要がある?」、「今度はコートニー・ラブ(カートの妻)を聖母マリア像にでもするつもりか?」など、酷評が相次いでいる状況だ。ファンならもうちょっとそっくりに作って欲しいと考えても、仕方がないのかもしれない……。

とにかく町の人にとって、カートはこの先も語り継ぐにふさわしい人物であったことに、違いはないだろう。

参照元: COSBadass Digest
執筆: 佐藤英典


▼たしかにあまり似ていないような……
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