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音楽的な才能を持ち合せた人は、何をやってもうまい。これは凡人にとってとても残念なことだ。だが、事実である。もちろん、本人の努力して才能の開花はありえないのだが、それでも持って生まれたものの違いは、時に努力を凌駕する。

そのことをアリアリと見せつけられる動画をご紹介しよう。つい数年前、YouTubeをきっかけに有名になったアメリカのデュオ、マイケル・ヘンリーとジャスティン・ロビネット。2人は2台のキーボードと2台のドラムセットで、マイケル・ジャクソンの『ビリー ジーン』を演奏している動画を公開している。それを見ると、そう来たか! という驚きを感じずにはいられない。才能ってスゴイな……。

・器用なマルチプレイヤー

彼らが動画を公開し始めたのは、4年前のことだ。当時彼らは大学在学中で、1台のキーボードを2人で弾き、共に歌っていた。ジャスティンは10歳の頃からピアノを習い、12歳でドラムを始めたそうだ。現在はこの2つの楽器だけでなく、ギターやベースも演奏する。まさにマルチプレイヤーである。マイケルもまたピアノ・ドラム・ヴォーカルをこなす万能プレイヤーである。

・1組のスティックを2人で使う

そんな2人の実力の真髄とも呼べるのは、この曲の演奏である。最初は2人が交互にピアノとドラムを弾き分けるのかと思いきや、彼らが使用するスティックは1組しかない。実は演奏の途中でスティックを互いに手渡ししているのだ。それだけではない。1人1本ずつを持って演奏する場面も随所にみられる。どんだけ器用なんだよ、ピアノ・ドラム・ボーカル、どれかひとつでも満足に奏でられない人にとっては、うらやましいを通り越してあきれるほどの実力である。

才能だけで片付けてはいけないのだが、才能があるってやっぱりすごいなあ~……。

参照元: YouTube
執筆: 佐藤英典

▼2台のキーボード、2台のドラムを演奏しながら2人が歌う『ビリー ジーン』

▼同じ編成の曲『ジャスト ギブ ミー ア リーズン Pink ft. Nate Ruess』

▼中盤に2人のドラムの掛け合いがある『ウィズ アウト ユー David Guetta ft. Usher』