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「餃子の王将」と言えば、全国展開する大人気中華料理チェーンだ。リーズナブルな価格で美味しい中華料理が食べられ、足繁く通う人は非常に多い。そんな「餃子の王将」のメニューの中で、最も人気が高いメニューのひとつは、当然 “餃子” だろう。

実は、そんな王将の餃子を「両面焼き」で注文できるのをご存じだろうか。店舗にもよるが、オーダー時に「両面焼きで」と言えば、両側にこんがりと焦げ目のついた餃子が運ばれてくるのだ。今回、対応可能な店舗でそんな両面焼き餃子を食べてきたので、紹介したい。

王将の店舗に入り、両面焼き餃子を注文。ほどなく、いつも通りの美味しそうな餃子が運ばれてきた。裏返すと、裏にも焦げ目がついているではないか! そのように注文したのだから当然といえば当然だが、いつも見慣れている餃子とは違うため、少し感動する。

だが、肝心なのは味だ。両面焼きとノーマルな餃子では、味がどう異なるのだろうか? 両面を焼くことでジューシーさがさらにアップするのだろうか?

・微妙すぎる食感の違い

まず、食感に関して言うと、その違いを説明するのは非常に難しい。というより、違いを感じ取るのが難しい。焼き方や店舗にもよると思われるが、今回の調査では、「えっ? ほぼ同じ!?」とうのが率直な感想だ。両面焼いているために、食感はいつもにも増してカリっとしているような気がするが……正直差は微妙だ。

・さらに微妙すぎる味の違い

そして、味の違いを説明するのは、さらに難しい。元々ジューシーな王将の餃子だが、両面焼きをしたことによって、違いが出たかというと、う~ん……。もし、2つの餃子を混ぜられて裏面を見ずに食べたら、どちらがノーマルでどちらが両面焼きの餃子かを区別するのは困難だろう。

だが、両面焼きの餃子には、ノーマルの餃子にはない何かがある。きっとある。強いていうなら、「王将の餃子をちょっと変わった食べ方してるわ~」という陶酔感を感じられることだろうか。舌で感じられる変化はほとんどなくても、気持ちの差はものすごく大きいはず。そのちぐはぐ感は、とてつもなく、かつ微妙な変化とでも言えばいいのだろうか。

とにかく、王将ファンなら「両面焼き餃子」を試してみる価値は十分にある。ノーマルの餃子と同じく、美味しいのは間違いない。

Report:和才雄一郎
Photo:Rocketnews24.

▼確かに両面焼けている
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▼こちらがノーマルな餃子
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▼左がノーマル、右が両面焼き餃子
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▼ひっくり返すと見た目の違いが分かる
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