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2014年1月14日、日本野球界に衝撃が走った。ヤクルトスワローズ所属のウラディミール・バレンティン選手が妻を暴行、監禁の疑いで逮捕されたのだ。昨季、本塁打の記録を塗り替えたヒーローの思わぬニュースに驚いたという人も多いことだろう。

2月のキャンプインを目前にして容疑者となってしまったバレンティン選手。所属球団であるヤクルトは苦しい選択を迫られることになり、本人の今後も不透明になるという事態になってしまった。果たして今回の事件はどのような結末となるのだろうか。

・容疑の詳細

まずは容疑の詳細についてご説明したい。バレンティン選手は12日に米フロリダ州マイアミに住む妻カーラさんを訪問。しかし入室を断られたことで窓から侵入し、逃げるカーラさんの腕をつかんで寝室の鍵をかけて監禁したという。そして目撃者が警察に通報したことで逮捕につながった。

・和解で解決するのか

外国人選手の暴行容疑の例としては、現楽天所属のジョーンズ選手が2012年末に逮捕されたことが思い出される。この時は夫人との行き過ぎた口論ということで丸く収まり、和解ですぐに解決したため、来日への影響はなかった。

しかし、今回の事件とは状況が異なり、バレンティン選手は夫人との関係が離婚協議中ということもあって、和解が難しい可能性が高い。夫人の証言次第では犯罪として成立してしまう危うい立場にあるのだ。

・バレンティン選手の逮捕に対するネットユーザーの反応

「なにやってんだよー」
「やっぱクビになるのか?」
「バレンティン逮捕って…嘘だあああ」
「ヤクルトがシーズン前なのに終わってしまった。」
「嘘だろバレンティン!!いやああああ」
「バレンティン… ホームラン王を失ったら最下位チームはどうなるのよ…」
「嘘だといってよバレンティン、豪快なホームランをみせておくれよ・・・」

などなど、信じられないといった声や何をやっているんだといったコメントが多く見られた。また、ホームランのシーズン日本記録保持者としての自覚がなさすぎたという声もあった。

・バレンティン選手の今後

和解が成立すれば再び来日できるが、刑事裁判に発展することも考えられ、そうなると少なからずシーズンへの影響が出てくることは確かだ。ヤクルトの下す決断次第だが、日本球界を離れることになるかもしれない。

・ヤクルトはどうする?

大きな犯罪でなければ、罰則が与えられた後に復帰するという措置を取ることが多いが、バレンティン選手のDV、監禁からの犯罪となると球団としても対処が難しい。容疑者のレッテルの貼られた彼の起用にナーバスになってしまうのも避けられない。

ヤクルトにとってバレンティン選手はチームの主砲であり、2016年までの契約を残している。チーム状況としても不可欠な存在だが、これ以上問題が大きくなるのであれば「解雇」という選択肢の可能性が高いだろう。

参照元:YouTube日刊スポーツ
執筆:原田たかし

▼昨季、王氏の記録を塗り替え60本塁打を放ったバレンティン選手