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2001年9月11日に起きた同時多発テロ事件以来、アメリカの空港セキュリティーは強化される一方だ。そんな中、ある渡航者が ID(身分証明書)を忘れ、自分のFacebookアカウントを提示したところ、本人であることが認められ飛行機に搭乗できたというのだ。「そんなのアリなの!?」と意外なFacebook効果に、大きな注目が集まっているのである。

・Facebookアカウントが ID 代わり

空港で、ID の代わりにFacebookアカウントを使用したのは、動画共有サイト Vimeo の共同創設者ザック・クレイン氏だ。クレイン氏が、「空港で ID を忘れたことに気づいたんだけど、TSA(運輸保安局) がFacebookアカウントで身元確認してくれたんだ」とツイッターに投稿したことにより、この件が明らかになったのである。

・一般公開された個人情報やデータは有効

クレイン氏が特別だった訳ではなく、TSA のウェブサイトには「 ID を忘れた場合、一般公開された個人情報やデータを提示し、本人であることを証明できれば搭乗可能な場合があります」と表記されているのだ。しかしFacebookは政府関連機関に正式に承認されたウェブサイトではないため、クレイン氏の驚きはうなずける。

・Facebookアカウントの審査が厳重に

先月から、Facebookユーザーがアカウントから締め出され、再ログインにパスポートや運転免許証などの政府発行 ID の提示を求められるケースが多発している。同様のことが、Facebook所有の画像共有サイトInstagramにも起こっていることが、ユーザーから報告されているという。

個人情報の確認元として、TSA が内密に承認した特定の SNS リストがあるかについて、TSA の代表者が次のように述べている。「搭乗者の正式 ID として、SNSのアカウントは使用していません。参照となるのは、一般公開された個人情報やデータです」と、SNS と一般公開された個人情報との違いを明確には答えていない。

クレイン氏はある程度地位がある人なので、Facebookアカウントの提示で搭乗できたのかもしれない。これから先、Facebookアカウントの審査が厳重になれば、アカウントを正式な ID として使用できる日が来るかもしれない。

参照元:Mashable(英文)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.