2013年もあとわずかという時に、とても悲しいニュースが報じられている。「日本ポップス界の父」と言われる、ミュージシャン・音楽プロデューサーの大滝詠一さんが急死していたことが明らかになった。

大滝さんは伝説のバンド「はっぴいえんど」の元メンバーであり、日本の音楽シーンに多大な影響を与えた。そんな大滝さんが65歳という若さでありながら……音楽ファンの間で悲しみが広がっている。

・自宅で倒れ救急搬送

日刊スポーツが報じたところによると、大滝さんは12月30日17時半頃に自宅で倒れ、搬送先の病院で死亡が確認されたそうだ。家族の話では、りんごを喉に詰まらせ、救急搬送される際にはすでに心肺停止状態だったという。死因は「解離性動脈瘤(かいりせいどうみゃくりゅう)」とのことである。

・名曲ぞろい

大滝さんが手掛けた楽曲はいずれも名曲ぞろい、誰もが一度は耳にしたことがあるものばかりだ。たとえば、薬師丸ひろ子さんの『探偵物語』、小林旭さんの『熱き心に』、小泉今日子さんの『怪盗ルビー』など。また、ラッツ&スターのカバーで有名な『夢で逢えたら』は、数多くのミュージシャンによってカバーされている名曲中の名曲である。

・CMソングの礎を築く

また、三ツ矢サイダー・出前一丁・新Vロート・大関など、おなじみの商品のCMソングを多数手掛けている。CMソングの礎を築いたといっても過言ではないだろう。そんな巨人の死を、悼む人があとを絶たない。「亡くなったと聞いてショックです」、「悲しすぎる」、「早いよ、早すぎるよ…」など、衝撃を受けている人が大勢いるようである。

大滝詠一さんのご冥福を心からお祈りする。

参照元: 日刊スポーツスポニチ
執筆: 佐藤記者

▼『君は天然色』

▼『A面で恋をして』

▼薬師丸ひろ子『探偵物語』

▼松田聖子『風立ちぬ』

▼小林旭『熱き心に』(作詞:阿久悠、作曲:大滝詠一)

▼ラッツ & スター『夢で逢えたら』

▼日清食品出前一丁CM