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2013年のプロ野球は、東北楽天の初の日本一で幕を閉じた。思い返せば、田中将大投手の無敗記録、そしてバレンティン選手の本塁打記録更新と球界の歴史が大きく動いたシーズンでもあった。

そんな2013年だが、選手のプレーに一喜一憂した人も多いのではないだろうか。そこで今回は、今年のプロ野球界で起きた珍プレーを「勝手にベスト10」として動画と共にお届けするぞ。「あったあった!!」と思い出せるものはいくつある!?

【2013年のプロ野球で起きた珍プレーベスト10】

10:消えたセカンド

4月9日に行なわれた横浜 vs 広島の試合で起きた珍現象。二死満塁の状況で注文通りのショートゴロに打ち取ったはずが、セカンドの梶谷選手が消えており、セーフになった上に痛い失点を喫した。

9:セー……アウトォォォォ!!!!

こちらは選手ではなく、審判の珍プレー。日本一を懸けた戦いである「日本シリーズ」の第3戦・巨人 vs 楽天の試合でそれは起きた。一塁審判が際どい判定に対し、セーフのジャッジを出したかと思うと、すぐさまアウトに変更。めずらしいシーンで覚えている人も多いだろう。

8:余裕が裏目に出た痛恨ミス

4月13日に行なわれた中日 vs 広島の試合で起きた事件。ピッチャーゴロからランナーを挟んだところまではよかったが、そこから時間がかかってしまい、すべてセーフになってしまった。追った大野投手は天を仰ぐしかなかったぞ。

7:スーパー背面キャッチ

続いては7月14日に行なわれた日本ハム vs ロッテの試合だ。日本ハムのケッペル投手を強烈なピッチャー返しが襲うのだが、素早く反応してなんと背面キャッチ! その反射神経には称賛の声が上がった。

6:ボールボーイが乱入

こちらは10月12日、CS・ファーストステージの阪神 vs 広島の試合での珍事。レフトにフラフラとフライが上がるとなぜかボールボーイが落下点付近に接近した。強風だったとはいえ、めずらしいシーンであった。

5:追いつけずに失点

5月14日に行なわれた交流戦・巨人 vs ロッテの試合での出来事。三本塁間で挟まれてしまったサブロー選手だったが、一気に本塁まで鬼ごっこを試みると村田選手から見事に逃げ切ってみせた。

4:華麗なヒールキック

審判の珍プレーが見られたのは、8月20日のソフトバンク vs オリックスの試合だ。内川選手の強烈な打球は三塁審判を強襲。必死に避けようとした審判だったが、ヒールに直撃。跳ね返ったボールはなんとスタンドインして二塁打の判定となった。

3:悪夢のミスから走者一掃

7月13日の日本ハム vs ロッテの試合では満塁の状況でミスから走者一掃の珍事が起きた。パスボールで失点を喫すると、続くランナーにボールが直撃。転々とボールが転がる間に3人目のランナーも生還してしまった。

2:これは奇跡だ

続いては7月10日に行なわれた横浜 vs 広島の試合だ。実況に「これは奇跡だ!」と言わしめた珍プレーが炸裂した。三本塁間でエラーが飛び出し、草野球のようなプレーには観客からため息が漏れた。

1:砂拾い牽制

見事に1位を獲得したのは、5月7日の広島 vs 横浜で起きた珍プレー。広島の石原捕手がボールを見失い、その間に一塁ランナーはセカンドを狙おうとする。それを牽制するためになんと石原捕手は砂を拾って対応したぞ!

結果、この迫真の演技に一塁ランナーは進塁できずに一二塁間で釘付け状態。ボールを見失ったものの、石原捕手のとっさの判断で珍プレーが好プレーにも繋がった一連の流れであった。

以上が勝手にランキングベスト10だ。そう起きるものではない珍プレーだが、奇跡的な現象は見る側も楽しませてくれた。果たして2014年はどのような珍プレーが飛び出すのだろうか。

執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼消えたセカンド

▼セー……アウトォォォォ!!!!

▼余裕も持って追い込んだはずが……

▼スーパー背面キャッチ

▼ボールボーイが乱入!

▼追いつけずに痛恨の失点

▼審判がヒールキックしたボールがスタンドイン!

▼ミスから走者一掃の失点(1:18〜)

▼これは奇跡だ!

▼記憶に残る珍プレー「砂拾い牽制」