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日本人ならみんな大好き! カリッとジューシーな鶏肉料理といえば、『から揚げ』である。各家庭ごとにこだわりのレシピもあると思うが、スーパーで売っているから揚げ粉を使って簡単にから揚げを作る人も多い。だが、スーパーで売っているから揚げ粉は何種類もありどれを選んだらいいのか分からない! ということで、近所にある5軒のスーパーを周り、販売していたから揚げ粉12種類を購入。どれが一番美味しいのか確かめてみることにした。

計12種類のから揚げ粉を購入したのだが、から揚げ粉にも3種類のタイプがあるようだ。1つ目は「粉を直接まぶすタイプ」。これは鶏肉にから揚げ粉を直接まぶしてから揚げる、もっとも作り方が簡単なもの。2つ目は「水で粉を溶いて肉に絡めるタイプ」。粉を水で溶いて肉に絡める工程があるので、誰でも難なく作れるものの1つ目と比べるとやや手間である。3つ目は「タレに肉を漬け込むタイプ」。これはタレと粉が別になっており、まず肉をタレに10分程度漬けておいたあと、付属の粉をまぶす作業が必要となる。

・粉を直接まぶすタイプから作る

まずは一番シンプルな粉を直接まぶすタイプから作ることにした。粉を肉にまぶして数分待ち揚げるだけなので、非常に簡単。気になる味は4種類のまぶすタイプほとんど変わらないという衝撃の結果に!

しいて言えば日清製粉の赤いパッケージのから揚げ粉だけややスパイシーな感じに仕上がったが、はっきり言って大きな差はない。どれもそこそこ美味しく仕上がるので、コレなら単価が安い西友のから揚げ粉が一番コスパ良好なのではと思った。

・水で粉を溶いて肉に絡めるタイプは

次はちょっとだけ手間のかかる水で粉を溶いて肉に絡めるタイプを作る。これはもっとも種類が豊富で、スーパー5軒で7種類をゲットできた。水で粉を溶き肉を絡め、粉をまぶすタイプと同様に全種類揚げて食べてみる……が!!! やはりどれも大差ない(笑)。

こちらも日清製粉の「からあげグランプリ最高金賞受賞店監修から揚げ粉」がやや醤油の風味が強くて美味しく思えたが、全体的にどれも差は無い。ただ、日本ハムのチキチキボーンのから揚げ粉だけ別で、ペッパー風味が強くフライドチキンのような仕上がりになった。だが、どれもやっぱり差があんまり無いので、もっとも安いものを買うのが賢い選択肢なのかもしれない。

・タレに肉を漬け込むタイプはどうだ!?

もうこうなったら、最後のもっとも作り方が複雑なタレに肉を漬け込むタイプに賭けるしかない! ということで2種類のタレに鶏肉を漬け込み粉をまぶし揚げてみるものの…………!!!!! やっぱり差がほとんどねえええええええええええええっ!!!!!!

タレに漬け込むときにはまったく違った香りや味だったものの、揚げてしまうとその差があまり感じられなくなってしまった。もちろん細かい風味の差はあるのだが、判定のしようがないぐらい味については同レベルなのである。

・結論

結論としては、タイプ別でみるとどれも美味しさに差はほとんどない。だが確実に言えるのは、「タレに肉を漬け込むタイプ>水で粉を溶いて肉に絡めるタイプ>粉を直接まぶすタイプ」の順で美味しいということ。

つまり、作業の工程に手間をかければかけるほどから揚げの美味しさはアップするのだ。手間をかけずにとにかくから揚げを作りたいという人はまぶすタイプを買えばいいし、できるだけ美味しく作りたいという人は漬け込みタイプを買うことをおススメするぞ。

Report:なかの

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