delap

スポーツでは世代交代という道は避けては通れない。若手が華々しくデビューする裏ではベテラン選手がピッチを去っている。そんな時代の流れの中で、記憶に残るプレーをしたひとりの選手が現役引退を表明した。

彼の名はロリー・デラップ。ロングスローで活路を見いだした異質の選手だ。今回は彼の引退を惜しむべく、そのスローイングを動画「Rory Delap – A Heartfelt Tribute To The Beautiful Game」と振り返りたい。

・デラップ選手とは

1976年7月6日生まれの37歳でアイルランド出身。ポジションはミッドフィルダーで、長年イングランド・プレミアリーグで活躍した。今季はイングランド4部リーグのバートン・アルビオンFCでプレーしていたぞ。

・人間発射台

彼の武器といえば、サッカー選手らしからぬ “強肩” から繰り出されるロングスローだ。正確無比、そして弾丸のような軌道を描くことから「人間発射台」と呼ばれ、多くの対戦相手を苦しめてきた。

・肩にまつわる逸話

やり投げの学生チャンピオンにもなったことがあるという彼の強肩。肩を壊して試合を欠場したこともある逸話も有名だ。彼のスローイングが戦術になったことさえあり、「肩」と共にサッカー人生を歩んだといっても過言ではないだろう。

・デラップ選手の引退に対するネットユーザーの反応

「デラップはひとつの戦術だったからねw」
「もはやスローインの軌道じゃないんだよなぁ…」
「あの人のスローインは見てて楽しかった」
「あんなロングスロー投げる人はもうしばらくは出てこないだろう。」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ俺たちのデラップ砲がぁぁぁぁぁ」
「デラップ引退か〜 負傷するところが肩とか肘だったりとか言ってたな」
「引退と聞いてもう肩が限界なのか、と思うサッカー選手は後にも先にも彼だけですね」

などなど。お疲れ様でしたといった声や、彼のスローイングがこれから見ることができない寂しさを悲しむコメントが多数。また、引退後はゆっくり肩と背中を休めて欲しいという声も多く見られたぞ。

ちなみに引退の原因は肩ではなく、ハムストリングの負傷とのことだ。今後の彼の動向は不明だが、仮に指導者の道を歩むのであれば、彼の強肩を継承する「砲台」を育てて欲しいものである。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし