2013-12-05_172514
韓国の人気アイドル「クレヨンポップ」。2013年11月26日にリリースされた新曲の衣装が日本のアイドル「ももいろクローバーZ」にソックリ、楽曲も日本のアニメ『ルパン三世』にソックリと何かと「パクリ疑惑」が絶えない。

こうもパクリ疑惑が続くと、ファンからは「活動に支障が出るのでは?」と心配の声も出ているようだが、新曲のパクリ疑惑について作曲家がコメントを発表したそうだ。韓国メディアによると、作曲家はパクリ疑惑を否定。楽曲は「純粋な創作物」で「ルパン三世の曲は聞いたことがない」と話しているという。

・ルパン三世にソックリと指摘の『Lonely Christmas』

物議をかもしているのは、クレヨンポップの新曲『Lonely Christmas』だ。聞いてみると前奏部分がルパン三世の『ルパン三世のテーマ』に似ている。曲全体のイメージは全く異なるが、前奏部分だけがどうも似ているように感じられるのだ。

・韓国ネットユーザーからも「これはアウト」

この2つの曲が似ていることを指摘したのは韓国のネットユーザーだ。クレヨンポップには、以前、ももいろクローバーZの衣装をパクったという疑惑があったせいか、韓国ネットユーザーからも「完全に一致」、「これはアウト」など厳しい意見が飛び交っていた。

・作曲家は盗作疑惑を否定

そして、このパクリ疑惑は、韓国、日本、そして中国にまで広がったわけだが、12月3日に作曲家のキム・ユミン氏が疑惑否定のコメントを発表したそうだ。韓国メディアによると、キム氏は「『Lonely Christmas』は純粋な創作物」、「ルパン三世の曲は聞いたこともない」とコメント。さらに「本当にルパン三世のコピーをしたのなら、バカじゃない限りもっとわからないようにやる」と話しているそうだ。

・作曲家「創作者として非常に残念」

作曲には、別の楽曲の音源を一部使用して新たな楽曲を創作する「サンプリング」と呼ばれる手法がある。当初、ネットユーザーからは今回の曲もサンプリングにより作られた、だから同じに聞こえるのではないか、という指摘もされていた。

しかし、キム氏は『Lonely Christmas』と『ルパン三世のテーマ』との関係性を完全に否定している。ではこの類似性は偶然の一致、ということなのだろうか? なお、キム氏は「純粋な創作物であるにも関わらず、ずいぶん前に似たイントロの曲があったことは、創作者として非常に残念」と話しているそうだ。

参照元:YouTubeKukiNews(韓国語)

▼疑惑の楽曲『Lonely Christmas』

▼『ルパン三世のテーマ』

▼さっそく比較動画も作られている