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野球でレーザービームといえば、外野から走者を刺す時に使われる言葉だ。イチロー選手の活躍もあり、日本ではおなじみのフレーズだが、ショートからのレーザービームというのはそうそう聞くことがない。

そこで今回は、ボールが一瞬のうちに一塁手のグラブに収まってしまうレーザービームを繰り出すアンドレルトン・シモンズ選手を動画と共にご紹介したい。規格外の肩は何度見てもスゴいぞ!

・シモンズ選手とは

以前、メジャーリーグの中でも有数の遊撃手であるホセ・イグレシアス選手をご紹介したが、彼に負けない実力を持っているのが、同世代のアンドレルトン・シモンズ選手だ。1989年9月4日生まれの24歳と若く、これからのメジャーを背負っていくであろう選手として期待されているぞ。

ヤクルトのバレンティン選手、楽天のジョーンズ選手の故郷としても知られているカリブ海のキュラソー島出身。2010年に MLB ドラフト2位でアトランタ・ブレーブスに入団し、今季は不動のレギュラーとしてプレーした。

・圧倒的守備力

彼の魅力といえば、柔と剛を兼ね備えた守備。広い守備範囲に加え、抜群の身体能力で困難な打球も処理し、アウトにしてしまう能力は一級品だ。通常であれば、完全にセーフのタイミングでもレーザービームで数々の走者を刺してきた。

・ゴールドグラブ賞

また、そのスゴさは数字にも表れており、守備防御点という守備力を測る指標に出ている。選手の守備によって得失点が計算されるものだが、2013年のシモンズ選手はシーズンを通して ”41” もの失点を自身のプレーで防いだ。

これは全ポジションで歴代最高となる守備防御点であり、ゴールドグラブ賞(日本でいうゴールデン・グラブ賞)にも当然選出された。実際に彼のレーザービームを見ると、通常よりも多くのアウトを奪っているのも納得だ。

投手をしていたこともあり、強肩が目立つシモンズ選手だが、身体能力の高さは群を抜いて素晴らしいものを持っている。守備だけではなく打撃も向上しており、手がつけられない選手となる可能性は高い。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼糸を引くようなレーザービームは1:27〜だ!