yakigori

みなさんは『焼氷(やきごおり)』というスイーツをご存知だろうか? 読んで字のごとく「焼いた氷」のこと。完全に相対するものが一緒になるってどういうこと!? と驚くが、焼氷は約100年前に日本に実在した伝説の絶品スイーツであるというのだ。

その伝説スイーツが人気ドラマ『ごちそうさん』に登場。そのレシピが公開されていたので、早速作ってみた! はたして一体どんな味?

【焼氷の材料】

濃いめに入れたコーヒー 100cc
砂糖 80g(コーヒーシロップ用)
梅シロップ
卵白 1個分(メレンゲ用)
砂糖 小さじ1(メレンゲ用)
ブランデー 大さじ1
梅の甘露煮 2個
氷 適宜

【作り方】

1.コーヒーと砂糖をまぜて、コーヒーシロップを作り冷やしておく。梅シロップも冷やす
2.卵白と砂糖を使ってメレンゲを作る
3.かき氷を作る準備をし、器に梅シロップ → 氷 → 梅シロップ → 氷 → コーヒーシロップ → メレンゲの順で重ねていく
4.最後にブランデーをふり、点火。炎が消えたら召し上がれ!

・燃え上がる炎が美しい

ライターやチャッカマンで点火しても悪くないが、ここはやはりマッチを使った方が風情がある。火をともすと、ブランデーのアルコールで一気に燃え上がる。まるでキャンドルのようで何ともロマンチックである。

・溶けそで溶けないもどかしい味♪

温かいようで冷たい。あれだけ大きく燃えているのに溶けそで溶けない焼氷。ホントは仲良くしたいのに素直になれない男女のようである。んんんーっ! これはもどかしい!! さらにコーヒーの苦さと梅の甘酸っぱさが絶妙で、同時にほのかに香るブランデー。まさしく大人の恋の味ですなぁ!

・ブランデーのアルコール度数に要注意

なんとも可愛らしい焼氷だが、作るときにひとつだけ注意したいことがある。それはブランデーだ。最初、39度の製菓用のブランデーを使ってみたところ、火がとてもつきにくかった。量が足りないのかとたくさん入れてみてもダメ。「大人の恋の味」どころか、ただの酒浸りのかき氷になってしまったのだ。

だが、57度のものを使用したところ、わりとスムーズに火がついた。環境によって異なるかもしれないが、アルコール度数が低いと火がつきにくいようなので、みなさんが作るときにも参考にしてほしい。

・梅シロップは梅酒で代用可

「焼氷」は梅シロップもポイントのひとつ。しかし、12月ということもあり季節柄どうしても梅シロップが手に入らなかった。そこで梅酒を煮つめて梅シロップ代わりに使用。アルコールを飛ばして煮詰めるので、1パック100円くらいの梅酒で十分だ。200ミリリットルで1~2人前くらいの梅シロップになる。

また、最近の梅酒は甘さひかえめなものが多い。トロミをつけるために少し砂糖を加えてもいいだろう。

参照元:NHK
Report:沢井メグ
Photo:RocketNews24.
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▼シロップを用意する
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▼メレンゲを作る
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▼かき氷を作る
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▼こんな感じになった
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▼あとは火をつけて……
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▼ついた!
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▼青い炎だ!
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▼ちなみに中身はこんな感じだ
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▼動画もあるぞ

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