imamiya

2013年11月28日、守備のベストナインに贈られる「ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が都内で行なわれた。球界を代表する選手たちがズラリと顔を揃える中、守備の花形である遊撃手(パ・リーグ)で初受賞したのがソフトバンクの今宮健太選手だ。

そこで今回は、今後の野球界を背負っていくと思われる今宮選手を動画「今宮健太 神業プレー集」と共にご紹介したい。華麗な守備はもちろん、野球センスの塊のようなプレーは必見だぞ!

・今宮選手とは

1991年7月15日生まれの22歳。野球の強豪として知られる大分の明豊高校出身で1年生からレギュラーとしてプレーした。遊撃手、三塁手、投手を兼任する万能さで甲子園を沸かせたのは記憶に新しい。

明豊高校を卒業後は福岡ソフトバンクホークスから1位指名を受けて入団し、高校の先輩である城島健司選手の背番号「2」を引き継いだ。2012年に川崎宗則選手のメジャー移籍したことで空いた遊撃のポジションをものにして今に至る活躍を見せている。

・鉄壁の守備力

彼の一番の魅力はゴールデン・グラブ賞を受賞したその守備力。身長は172センチとプロ野球選手としては小柄だが、それを感じさせないダイナミックなプレーが持ち味だ。高校時代に150キロオーバーの速球を投げていたこともあり、肩の強さも申し分ない。

捕球してから送球までのスピードも速く、正確なスローイングでアウトにする守備力は球界随一。143試合に出場した2013年の守備率は・982と抜群の安定感を披露した。また、二塁手の本多雄一選手とのコンビは12球団の中でもトップクラスの鉄壁さだ。

・精度の高い犠打

バッティング技術も年々向上しており、史上4人目となったシーズン60犠打を越える62犠打はパ・リーグ新記録となった。体勢が悪くても確実に決めるバントでランナーを進め、相手投手を大いに苦しめたぞ。

・時折見せるパンチ力

犠打の数字に現れているようにチームバッティングに徹することが多いが、一発を放つ力も持っており、長打もあることから相手は気が抜けない。高校時代は通算62本のホームランを放っており、そのパンチ力も魅力のひとつだ。

ゴールデン・グラブ賞の表彰式で「この世界に入って、この賞をとるためにやってきた気持ちもある。2年、3年と連続で取れるように頑張りたい」と語った今宮選手。今後も彼の更なる活躍に注目だ!

参照元:YouTube日本野球機構オフィシャルサイト三井広報委員会日刊スポーツ
執筆:原田たかし