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野球の塁間距離が「27.431メートル」であることをご存知だろうか。この距離は絶妙なタイミングでセーフとアウトの境目になる不思議なもので、足の速さや守備のうまさでは語れない何かがある。

そこで今回は、正方形を司るその距離と一瞬の判断が生んだ好走塁を動画「プロ野球 伝説レベルの神走塁集」と合わせてご紹介したい。「これぞプロ」と呼ぶにふさわしい走塁は必見だぞ!

・神走塁

動画には、タイトルにもあるようにプロ野球での「神走塁」が集められている。とにかく走って走って走りまくるのだが、所狭しとベースを駆け抜ける選手たちは見応え十分だ。

相手の気の緩みやミスを見逃さない目と判断力、そして勇気のある走塁は見ている方まで手に汗を握ってしまう。セオリーにとらわれることなく、ひとつでも先の塁を陥れるという選手の気概が伝わってくる内容だ。

・シングルヒットで生還

中でも脅威の走りを見せているのが、中日ドラゴンズの荒木雅博選手。打球はシングルヒットにもかかわらず、なんと本塁まで生還してしまうシーンは圧巻だぞ。 “怠慢守備上等” の走りは何度見ても素晴らしい!

・伝説の走塁

そして「神走塁」を語る上で外せないのは、1987年の日本シリーズ第6戦・西武ライオンズ vs 読売ジャイアンツの試合だ。「クロマティ選手は山なりのボールを返球する」という西武の緻密なデータが実った走塁は今や伝説である。

常に先の塁を狙い、コンマ数秒を争うギリギリのタイミングでセーフになる様子はまさにドラマだ。野球には、ひとつひとつのプレーに魅力が詰まっており、こうしたプレーを見ることでおもしろさを再確認できる。たかが走塁、されど走塁である。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼これぞプロの走塁だ!

▼伝説となっている巨人の隙をついた西武のプレー