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2013年11月11日にお披露目されたサッカー日本代表の新ユニフォーム。これは2014年のブラジルW杯でも着用されるものだ。

その紹介動画が「身震いするほどカッコイイ」と日本では話題になったが、韓国がある指摘をしていることがわかった。なんと「旭日旗を連想させるデザイン」としてインターネット上で物議をかもし、さらに国会議員が言及するまでに至ったというのだ。

・サッカー日本代表の新ユニフォームが旭日旗を連想と指摘

韓国メディアによると、旭日旗を連想させるというポイントは新ユニフォームの左胸部分であるそうだ。左胸には国旗と日本サッカー協会のエンブレムが描かれている。そしてエンブレムを中心に11本の白っぽいラインが放射線状に伸びている。この11本のラインが旭日旗を想起させると、韓国メディアが指摘しているのだ。

・韓国メディア「国際的な強い反発を招く可能性」

この件に関して韓国メディアは「議論は必至」、「着用すれば国際的な強い反発を招く可能性がある」とし指摘。さらに「日本はロンドン五輪の際にも体操選手のユニフォームに旭日旗がデザインされ、世界中のひんしゅくを買った」と報じるメディアもある。

・国会議員「法律で着用禁止に」「サッカー協会が止めるべき」

韓国国会では9月に、「韓国国内において日本帝国主義を象徴するものの製作や配布を禁止する法案」が提出されている。それに関連し、ユニフォーム問題について国会議員が言及する事態になっている。

禁止法推進派の議員にとっては、今回のユニフォームも「日本帝国主義を象徴するもの」に当たるようで、強い反発を示している。「法案が通過すれば日本チームはあのユニフォームを着用できなくなる」と話しているそうだ。さらに「韓国サッカー協会が政治力を発揮して着用をやめさせるべき」と主張する議員もいるという。

・有識者「着用禁止や処罰は現実的に難しい」

この議員の要求に対し、韓国サッカー協会関係者は「公式コメントを出すほどの問題でもない」としているという。「日本が公式に “日本帝国主義を象徴するデザイン” と発表しているわけではない。ユニフォームのデザインに異議を唱えれば日本も不快感を示すだろう」と、している。

また、韓国の有識者にも「韓国がいくら騒いでも世界は相手にしないだろう」、「現実的に処罰は難しい」、「主張するより “被害国” の共感を得るのが先」と意見している人もいる。

韓国国内でもさまざまな意見があるようだが……実際に試合となるとどうなるのだろうか? それぞれの思いはあるかもしれないが、スポーツの舞台では選手だけでなく全ての人がスポーツマンシップにのっとった行動をするよう願うばかりだ。

参照元:YouTubeJoinsAsia TodayWide Coverage(韓国語)