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ついに本日2013年11月1日から発売された「iPad Air」。SIMフリー版の『iPad Air Wi-Fi + Cellular モデル』が欲しいのならば、海外で買うのが手っ取り早い。香港のアップルに事前に電話で聞いてみたら「予約なしでも買えますよ」と言っていた。

ということで香港に特派員を向かわせたところ、急転直下の衝撃事実が判明した! 香港には3つのアップルストアがあるのだが、それぞれの店舗のスタッフはこう言ったという。「予約なしでは買えませんよ」と!!

・予約できるのは香港のケータイからのみ

実は念には念を入れ、香港のアップルストアが10月31日午前9時よりサイト上で開始した「iPad予約受け付け」も挑戦していた。だがしかし! 予約には「香港の携帯電話」を使っての「SMS(ショートメッセージサービス)」でのやりとりが必要であり、日本の携帯からでは受け付けない。

ならばとばかりに「Skype」を使っての SMS送信も試みたが、Skype の SMS はスゥエーデン扱いになるそうで、それも香港アップルは受け付けてくれなかった。要するに、香港の携帯電話を持っている人しか予約は受け付けませんよということだ。そんなこんなで5分後には、全モデルの予約が「完売」した。

でも「予約なし」でも大丈夫なんだから大丈夫。ところが……!!

・アップル「テンバイヤーから買うしかない」

香港のアップルストア店員は、3店舗ともに「予約なしでは買えません」と言っている。在庫も予約した分しか用意していないということであり、行列しても無駄ということだ。ならば一体どうすればいいのか。香港のアップルストア店員に聞いてみると、まさかのアドバイスをしてくれたのだった。

「テンバイヤー(転売屋)は確実にいるから、そちらのほうでいかがでしょうか?」

……と! さらに! どの店舗でテンバイヤーとの交渉をするのがいいのかと聞いてみたところ、

「imcモール店がイイんじゃないでしょうか」

……と! テンバイヤーが一番多い店舗まで熟知しているとは、さすがは香港アップル。正直、「そんなこと教えていいのか?」と思ったりもするが、非公式のゲット方法を、ここまで詳細に案内してくれるとは、なんて親切なんだ香港アップル。しかしながら、

「ライバルは多いです。ライバルというのは、テンバイヤーから、その場で買おうとする、あなたのような人です。100人どころではない。200人はいると思った方がいいです」

……と!! なんというテンバイヤーモテモテ状態。そして、テンバイヤーに群がる予想200人のハイエナたち。これはアツい。アツすぎる。つまり、iPad Airが発売された直後の香港アップルストア前では、「マグロのせり」のような状態になることが予想されるのだ!

・テンバイヤーは、どれだけ「上乗せ」して売ってくるのか

はたして、香港特派員(原田たかし)は、SIMフリー版のiPad Airをゲットすることができるのであろうか。アップルストア前での「マグロ(iPad Air)のせり」は実現するのか。もしもテンバイヤーと交渉したら、定価よりどれだけ高いのであろうか。どのくらいの「上乗せ」をしてくるのであろうか……。

謎は尽きない。結果が見えない。その答えは、現地に向かった香港特派員が知っている。待て続報。乞うご期待!

特派員:原田たかし
執筆:GO羽鳥

▼発売前日の香港アップルストア
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