日本では、葬儀はしめやかに行われるものと考えがちだ。だが、そんな “常識” をくつがえす葬儀のようすがインターネット上で話題となっている。台湾のある地域で行われたという葬儀がとても楽しそうだというのだ。
なんと葬儀でマーチングバンドの演奏が行われたのである。しかも演奏者は、アイドル風のミニスカ制服美少女チーム! これにはネットユーザーも「死んだおじいちゃんも喜ぶわ」と、大注目である。
・台湾の地方都市での葬儀のようす
台湾の南西部に位置する雲林県の葬儀業者が公開したものであるという。動画の中央には棺が安置されている。そして、そこに現れたのは、なんと台湾美少女マーチングバンド!
・台湾の美少女マーチングバンド
可愛らしくデコレーションされた指揮棒をふる指揮者、金管楽器や打楽器を演奏するメンバーたち。まるで、女子高生のブラスバンド部みたいだ。最年少はなんと16歳だという。
彼女らは隊列を組み、キュートなミニスカ制服をひらひらさせながら台湾の流行歌や、日本の美空ひばりの『あの丘越えて』などをメドレーで演奏するのである。マーチング隊はあくまで粛々と演奏をするが、会場はとてもにぎやかだ。
・ネットユーザーの声
この動画にネットユーザーからは、
「最高のお見送りじゃないか」
「うわぁ、なんかいいなぁ!」
「小太鼓の女の子が可愛い」
「俺は指揮者推し」
「なんかお祝いみたいだな!」
「私の結婚式よりにぎやかだわ」
「こういうのって台湾独特のものなの?」
「故人も起きてくるわ」
「死んだおじいちゃんも喜ぶねぇ」
と、コメント。なかには、「私の葬式もこんな感じでお願いしたい」という声も見受けられる。
・台湾中南部で多く見られるらしい
台湾メディアによると、このように楽団を呼ぶにぎやかな葬儀は、台湾中南部で見受けられるそうだ。お別れは悲しいものだが、亡くなった人も家族や友人の悲しい顔を見るのは辛いことだろう。あなたが見送られる立場になったら、こんなにぎやかな葬儀にしてほしいと思うだろうか?
参照元:YouTube、ET Today、Apple Daily(中国語)
執筆:沢井メグ
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▼こちらが葬儀のようす、美空ひばりの『あの丘越えて』は2:55あたりから