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日本有数の漁港として名高い青森県・八戸港。その広大な敷地を使って、毎週日曜日に “朝市” が開催されているという。日の出とともにスタートし、午前9時には終了。早朝にもかかわらず、毎週たくさんの人でにぎわうらしい。

……という情報を八戸市内の旅館でゲットした記者(私)。教えてくれたのは、宿の女将さんだ。地元民イチオシの観光スポットとあらば、行かないわけにはいくまい! 

女将さんいわく、「八戸に来たなら、館鼻(たてはな)の岸壁朝市に行かないと! 何でもアリで何回行ってもホントに楽しいよ!」だそう。なるほど、それは楽しそうな予感しかしない! ということで、翌朝さっそく出かけてみた!

・夜明け前から多数のテントが

女将さん情報によると「6時ごろには混雑して駐車場がいっぱいになる」とのことだったので、朝5時すぎに到着。10月も下旬となり、まだ日が昇っておらず薄暗い。にもかかわらず、すでに多数のテントが並び、お客さんもチラホラ。

・飛ぶように売れるから揚げ

そんななか、人だかりができているテントを発見。まだ暗いうちから何を売っているのだろう? と、見に行くと、手羽先のから揚げだった。早朝だというのに飛ぶような売れ行きで、3パックまとめ買いしていくオバちゃんの姿も!

・出店数がハンパない

ぶらぶらしているうちに段々と夜が明けていき、港が美しい朝焼けに包まれる。明るくなるにつれ気づいたのだが、とにかく出店数がハンパない! 道の両側に所狭しとテントが立ち並ぶ光景は、完全にワンダーランド状態だ!

・早朝にピッタリのラインアップ

商品は実にさまざまで、新鮮な魚介類や野菜はもちろんのこと、名物の「せんべい汁」をはじめ、魚介の串焼き、焼き鳥、そばやうどん、とうふやモチを焼いたもの、おでんやラーメンなど、肌寒い早朝にピッタリの温かい料理が勢ぞろい!

・チョーーー良心的価格で笑った

それらが、安いものなら100円以下からという、チョーーー良心的なお値段で提供されているのだ。なかでも絶対におすすめなのは、魚介を使った料理。本場・漁港の朝市とあって、モノが違う。ゴロッとした白身魚が入った海鮮ブイヤベースや、脂がのった魚介の串焼きは必食だ。

食べ物のほかにも、盆栽などの植物や日用雑貨、工芸品なども販売されていた。女将さんの言うとおり、これは楽しい。年長者の言うことを素直に聞いて本当によかった!

公式サイトによると、「館鼻岸壁朝市」が開催されるのは、3月~12月末まで。見て楽しい、食べて美味しい、おまけに晴天の場合は素晴らしい朝焼けつきだ! 青森方面に出かける際には、ぜひチェックしてみてほしい!

参考リンク:八戸館鼻岸壁朝市
Report:黒井

▼まだ暗いうちから開店準備がはじまる
kurai
▼あたたかい汁物が欲しくなりますなぁ!
suiton
▼名物のせんべい汁(小)
senbei
▼港を照らす朝焼け
yoake
▼日の出とともに人も集まってきた
asaiti1
▼炭火で串焼きにされたサバは300円、カラスガレイは400円
saba
▼400円のツボダイは、香ばしくて白身の甘みがにじみだすウマさ
mero
▼ブランド鶏「青森シャモロック」の焼き鳥
syamo
▼きのこの旨みがギッシリ詰まった、天然きのこ汁(小・100円)
kinokoziru
▼刺身もこのお値段! 2段入っていてこの価格!
sasimi
▼コーヒースタンドもたくさん出店していた
hot
▼早朝から多くの人でにぎわう
people