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2013年の日本シリーズは、東北楽天ゴールデンイーグルスと読売ジャイアンツの対戦となった。ぶっちぎりでセ・リーグを優勝した巨人に対して、シリーズ初出場の楽天がどのように戦うかに注目が集まる。

今季無敗の田中将大投手が大きな鍵を握るのは当然なのだが、ルーキーで彗星のごとく現れた則本昂大(のりもと たかひろ)投手もシリーズの行方を占う重要なひとりだと思われる。そこで今回は、そんな則本投手を動画と合わせてご紹介したい。

・則本投手とは

1990年12月17日生まれの22歳。滋賀県出身で八幡商業高校から三重中京大学に進んだ。高校で甲子園の出場はないものの、大学では三重県リーグでは33勝0敗で防御率0・56という驚異的な成績を残し、昨季ドラフト2位で楽天に入団した。

・投手としての特徴

150キロ超のキレのある直球に加え、スライダーやチェンジアップなど多彩な変化球を投げ、コントロールにも定評がある。気迫を全面に出した投球スタイルはどこか田中投手に似ている感じもするぞ。

・新人王候補

則本投手はキャンプで一軍に抜擢されるとオープン戦から大活躍。田中投手の WBC での疲労を考慮したこともあったが、新人ながら開幕投手を務めた。今季15勝8敗と楽天優勝の原動力になり、パ・リーグ新人王の獲得も濃厚である。

・指揮官からの高い信頼

日本シリーズに王手をかけた千葉ロッテとの CS 第4戦では、8回に則本投手がセットアッパーとして登板し、9回は田中投手が締めた。中2日ながら則本投手の起用は、星野監督からの信頼の高さを物語っている。

・CS第4戦での則本投手のピッチングに対するネットユーザーの反応

「則本ってすごいな。」
「球の伸びがはんぱなかった」
「まーくんが去ったら則本は確実にエースだろうなぁ。」
「マー君より則本のストレートにキレを感じた。」
「マジで階段一つ登ったかお前って球投げてたな」
「マー君はもちろんスゲーけど、則本もイイよね~」

などなど、いい球を投げていてビックリしたといったものやストレートを絶賛するコメントが多数。また、メジャー移籍が噂される田中投手の後継者は則本投手だという声も多く見られたぞ。

ちなみに今季の交流戦での両チームの対戦成績は、2勝2敗のまったくの五分。ホームとビジターで1勝ずつ勝ち星を分け合っている。10月26日から始まる日本一を決める戦いでの決着、そして則本投手のピッチングに注目したい。

参照元:YouTube日本野球機構
執筆:原田たかし

▼CS第4戦のハイライト

▼則本投手の大学時代のピッチング