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Facebook上に毎日流れてくる「友達」の投稿。近況を報告するもの、抑えられない感情を書いたもの、ニュースをシェアするもの……内容はさまざまだ。

日々目にする多くの投稿の中で、読んでよかったと思える内容とそうではない内容の違いは何なのか? ついつい「ウザい」と思ってしまうことがあるのはなぜなのか? 米メディアのハフィントンポスト上に掲載されていた「Facebookで “ウザい” と思われてしまう投稿の特徴7つ」を読めば、そのヒントが得られるかもしれない。

・その投稿は読者のためか? それとも投稿者のためか?

その記事によると、Facebook上の投稿は次の3つに分けられるという。「投稿者のための投稿」、「読者のための投稿」、「そのどちらも満たすもの」の3つだ。この中で、読んだときに「ウザい」と感じるのは、もちろん「投稿者のための投稿だ」。有用な情報や面白い内容は、読者の視点に立ったもの。読んだ人は決して「ウザい」と感じない。

・「投稿者のための投稿」の背景にある5つの動機

だが、実際には「投稿者のための投稿」も多い。その背景には、次の5つの動機があるという。「イメージ作り」、「ナルシズム」、「注意を引きたい」、「うらやましがられたい」、「さびしい」の5つだ。こうした動機に基づいた「投稿者のための投稿」は以下の7つのタイプに分けられるそうだ。

【Facebookで「ウザい」と思われてしまう投稿の特徴7つ】

1.「オレってすごいんだぜ」自慢
【特徴】 「オレって結構いい生活してるんだぜ」自慢をする内容
【例】 「来週からハワイに行ってきまーす!」「ついに手に入れたマイホーム。今週末に引っ越しです」
【主な動機】 「イメージ作り」「うらやましがられたい」

この手の投稿は、夢のような仕事を得た、学位を得た、素敵なマンションに引っ越したといった人生のメインイベントに関わるものから、素敵な旅行をした、友人と楽しい夜を過ごしたといった日常の出来事にいたるまで、自慢の対象は尽きない。人生の喜びを分かち合える人は限られている。嬉しいことを誰かに報告したいときには、メールや電話といった手段を選ぶべきだ。

2.詳細を明かさない「謎めいたメッセージ」

【特徴】 なにかが自分の身に起きたことを示唆する内容であるが、決して詳細は伝えない。
【例】 「もういい。今後デートなんてしない」「こういう瞬間のおかげで、今までの苦労が全部報われたと思える」
【主な動機】 「注意を引きたい」

こうした投稿でもっとも面白いのは、コメント欄。友達がコメント欄で質問した内容に、投稿者がいかに答えるかでその人の特徴が分かる。一切のコメントを無視する「セレブ」、コメント欄で真相を明かす「本当は全て打ち明けたいけど、まずは心配されたいお姫様」、コメント欄でも決して真相を明かさない「苦悩する主人公」などのタイプに分けられる。

3.文字通りの「近況アップデート」

【特徴】 日常の出来事について、ひたすら更新を続ける
【例】 「ジムに行って、そのあと大学の課題をこなした」「うまい餃子、食べた!」
【主な動機】 「さびしい」「ナルシズム」

このような投稿をすることで、投稿者は何を求めているのか? 「お疲れさま!」という労いの言葉か? また、いったい誰に対して向けられているのか? 多くの人にとっては「どうでもよい」内容であるこうした投稿は、さびしさやナルシズムから生まれるものである。

4.理解不能な「プライベートなメッセージ」の公開

【特徴】 ある特定の人に向けられたプライベートなメッセージを、なぜか公開しているもの。
【例】 「あなたに会いたい! 次はいつ一緒に出かける?」「ジュリアと過ごした週末は最高だった。彼女は本当にすばらしい!」
【主な動機】 「イメージ作り」「うらやましがられたい」「ナルシズム」(もしくは80歳以上のお年で、公開投稿とプライベートメッセージの違いが分かっていない)

こんな投稿をする理由はなにひとつない。単に自分が社交的であること、良い友人を持っていることを示すことで、自分が人よりも幸せであると言いたいだけなのだから。(ただし、別れた相手への復讐のためにこうした投稿をするのは、すばらしい効果を発揮することもある)

5.突然始まる「オスカー受賞スピーチ」

【特徴】 特に誰かに向けられているわけではないが、あふれる愛と感謝のメッセージを書く。
【例】 「わたしの人生に関わっている全ての人に、心から感謝しています。あなた達のサポートのおかげで、多くの困難を乗り越えることができました」
【主な動機】 「注意を引きたい」

何百人もいる「友達」全員に対して、こうした「心からの感謝の意」を持っているのか、正直疑わしい。誰かに対して感謝の気持ちを抱いているのであれば、その気持ちはその相手に個別に伝えるべきだ。

こうした投稿をすることで、何十もの「いいね!」が押されることは予想範囲内のはずだ。あなたが実際に欲しいものは、その「いいね!」ではないか? 

6.当たり前すぎる意見

【特徴】 何か大きな事件が起きたときに、決まりきった感想や意見を書く。
【例】 「自由のために闘っているエジプトの人々のことを心から思っています」、「オバマの仕事にはがっかりしたけど、再選されたことは嬉しい。次の任期に期待したい」
【主な動機】 「ナルシズム」「イメージ作り」

このような投稿が「うざい」理由は、既に多くのメディアによって報道されている内容であり、特段オリジナルで興味深い意見でもないからだ。虐殺や銃撃事件が「悲しい」のは当然のこと。ナルシズムに満ちた投稿は、セレブからのメッセージだけで十分である。

7.「啓蒙活動」の一歩手前

【特徴】 求められていない「貴重な知恵」を提供する
【例】 「平和はこころの内にあります。外を探すことなかれ」ー 仏陀 、「心をつくして主に信頼せよ、自分の知識にたよってはならない」(聖書の一節)
【主な動機】 「イメージ作り」「ナルシズム」

誰かの引用を用いているからといって、その啓蒙行為が「控えめ」である理由にはならない。「わたしは人生で大切なことを知っている。それを教えて上げよう」という自己愛に満ちた動機が隠されている。

以上である。中にはグサリと胸に刺さった意見、「う、確かに……」と思った意見もあったかもしれない。次回、Facebook に投稿するときには、今一度、自分に問いかけてみよう。その投稿は、本当に人の役に立つ投稿なのか? それとも、自分のための投稿ではないか?

参照元:The Huffington Post(英文)
執筆:佐藤 ゆき
Photo:Rocketnews24.