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未婚で恋人がいないアラサー女子を「寂しい」だとか「暇」だなんて一体誰が決めたのか! アラサー女子ならそんな認識は断固として否定したいところだが、海外でも同じようなアラサー女子観が存在するようだ。

28歳の彼氏なしの女子が「彼氏がいない」を理由に、会社に休日出勤を強要されていたことがわかったのだ。このニュースは、インターネット上で「ヒドイ」、「傷に塩を塗る行為」などと共感や同情の声を集め、話題となっている。

事件が起きたのは中国の山東省だ。中国では建国記念日にあたる10月1日あたりから大型連休に入る。現地の企業で事務をしている寧さん(28)は、連休直前に上司から「休み中に何か予定はあるのか」と聞かれた。彼女は特に予定はなく、家で過ごそうと思っていたので首を横に振った。

すると上司は、「じゃあ、悪いんだけど2日間出勤してもらえないかな? 連休後、クライアントに提出しないといけないものがあってね」と、言った。そして寧さんの返事を待つ前に、続けてこう言ったそうだ。

「どうせ彼氏いないんでしょ? 一人で家にいるくらいだったら、会社にいた方がマシでしょ。日給3倍分の手当を出すから!」

休日は誰だって休みたい。だが、仕事なら仕方がないし、手当を出すというのなら真っ当な業務命令であると言えるだろう。しかし、問題は人選の理由である。まさか、彼氏がいないということが、休日出勤の理由になるとは……。

このニュースにネットユーザーからは以下のような声が上がっている。

「傷に塩を塗ってる!」
「ヒドイ」
「えええええ!? 彼氏なしが休日出勤の理由になるなんて!」
「ひとりぼっちは罪なのか?」
「いじめないで」
「悲劇だ」
「私も彼氏をつくらなきゃ……」
「恋人がいない女子こそ遊びに行くべき。出会いがあるかもしれないし!」
「連休を彼氏と過ごさないといけないなんて、誰が決めたんだよぉ!」
「クソッ、恋人も仕事もない私はどうすれば……」
「日給3倍か……」
「どうせどこに行っても人だらけなんだし、仕事をした方がいいんじゃない?」
「手当があるだけまし、うちなんかないよ」
「結局、一番大切なのはお金だから」

など、同情や共感する声もあれば、手当がもらえることを羨む声など、さまざまだ。

結局、寧さんは休日出勤をすることになったようだ。出勤日は3倍の給料が出るというのは羨ましいようにも思えるが、「手当が出たとしても、ほかの人が遊びに行っているのに、自分ひとりが会社にいないといけないのは悔しい」、「彼氏がいないだけでこんな風に扱われるとは思わなかった」と話しているそうだ。

参照元:華訊財経(中国語)
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.