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2013年9月15日、東京ヤクルトスワローズのバレンティン選手がシーズン56本塁打を放ち、日本記録を更新した。歓喜と祝福ムードでその記録が讃えられているのだが、その一方で落語家のヨネスケさんの発言が炎上する騒ぎとなっている。

ヨネスケさんといえば、落語家としての活動の他に、隣りの晩ごはんに突撃するあの人としても有名だ。一体どんな発言で炎上したのだろうか? 以下は発端となったヨネスケさんのTwitter発言である。

・ヨネスケさんの発言

「この前の取材でも答えましたが、バレンティンの記録更新には何も思いません。なぜなら飛ぶボールで出した記録だなら。どうせなら100本くらい打って欲しいですね。飛ぶボールで。王さんの記録と記憶は一生語り継がれていくものですから。」(引用ここまで)

・巨人ファンのヨネスケさん

野球落語を披露したり、野球に関する執筆を行うなど、野球に対して造詣が深いヨネスケさん。1948年生まれの65歳で、王さん、長嶋さんを見て育った世代であり、巨人ファンでもある。

・突出したバレンティン選手の成績

9月17日までの試合で30本以上のホームランを放っているのは、わずかに3人。横浜DeNAベイスターズのブランコ選手の37本、読売巨人の阿部慎之助選手の32本、そしてバレンティン選手の57本となっている。

昨年の低反発球からボールが変わったといえども、数字を見ればバレンティン選手がいかに突出した成績を残しているかがわかる。全試合出場していない中での、バレンティン選手の本塁打ペースは凄まじいものだ。

・これに対するTwitterユーザーたちの反応

「非常に悲しいです。」
「何故に素直にどちらも素晴らしい記録ですと言えないのか。」
「王さんが素晴らしいコメントをしているのに。。。残念」
「王さんも、バレンティンもカブレラも、ローズもみんな、素晴らしいバッターですよ。」
「王、バレ、そしてすべてのプロ野球ファンに対して失礼だ。謝罪しろ!」
「王さんの時代は圧縮バットに狭い球場であった。今回は冷静にバレンティンを評価した方がいい。でないと王さん自身が困惑するのでは。」

などなど。ヨネスケさんの発言に対し、怒りをあらわにするコメントが多く見られた。ちなみにソフトバンクの王貞治会長は、バレンティン選手の56号ホームランに対して次のようにコメントしている。

「2試合にほぼ1本のホームランは、驚異的なペースであり、プロ野球新記録といった話題をも超越した、圧倒的な数字です。長距離打者としてのコツを、ものにしたのだと思います。この数字がどこまでいくのかファンとともに楽しみたいですね」

55本を打った王会長やローズ選手、カブレラ選手の偉業は塗り替えられたとしても変わらない。49年もの間、破られなかった記録を更新したことは快挙であり、素直に讃えられるべき偉業ではないだろうか。

参照元:Twitter @yonesuke51NHKオンライン
執筆:原田たかし

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