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メジャーリーグで今もっとも注目を浴びている日本人選手といえば、ボストン・レッドソックスに所属する上原浩治投手だろう。イチロー選手でもダルビッシュ投手でもなく、38歳の大ベテランがそうである。

日本では、東京ヤクルト・バレンティン選手のホームラン記録や東北楽天・田中将大投手の連勝記録もあり、隠れた存在となってしまっているが、途方もない記録を更新し続けている上原投手。今回はそのスゴさを動画と共にご紹介したい。

・上原浩治投手とは

1975年4月3日生まれの38歳。2009年、読売ジャイアンツからメジャーリーグへ移籍し、オリオールズ → レンジャーズ → レッドソックスと渡り歩いている。アメリカへ渡ってからは純粋に相手打者との対決を楽しんでおり、気合いを全面に出したプレーを目にする機会が多い。

・更新し続ける記録

9月12日にタンパペイ・レイズ戦に登板した上原投手は、1回を2三振含む三者凡退で無失点に封じた。これで26試合連続無失点、34打者連続アウト。26試合連続無失点は03年に長谷川滋利投手(当時シアトル・マリナーズ)が作った日本人投手記録を塗り替えた。

また、連続アウト記録は、1952年にエリス・キンダー選手が記録した32人を上回り、球団記録を更新。レ軍のジョン・ファレル監督も27連続アウト時に「完全試合だね」とジョークを飛ばすくらいご満悦で、そのスゴさを褒め称えている。

・驚くべき数値

そして上原投手のスゴさは数値にも現れている。防御率1・08はもちろんだが、打者238人に対して93奪三振、四球がわずか10というのが驚きだ。歩かせることなく勝負し、しっかり打ちとっていることがわかる。ちなみに四球が極端に少ないのは「せっかくの対決なのにもったいないから」だという。

・上原投手のピッチングに対するネットユーザーの反応

「バケモンだろ…」
「やっぱ上原すげえよなぁ」
「上原やべーな!防御率1.08って何事だよ」
「上原はもうダメだと思ってた自分が恥ずかしい。」
「まー君も凄いけど…上原だな……(笑) さすが、雑草魂や!!」
「上原すげぇ!ハンパねぇ!」

などなど、スゴすぎるという声が相次いでいる。38歳という年齢は、通常であればピークを過ぎているものだが、上原投手はキャリアハイの成績を残している。それだけに常軌を逸している活躍だ。

激戦区である東地区の首位を走るチームの原動力になっている上原投手。13日の試合では、チームが劣勢であったため登板機会がなかったが、出番はまたすぐに来る。連続アウト記録を伸ばし続けているそのピッチングに要注目だ。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼2013年ハイライト投球

▼もちろんライバルチームのイチロー選手とも対決している

▼気合いのハイタッチ! 野球を楽しんでいる!!

▼球団記録を更新したピッチング
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▼アウトローにズバッとスプリットが決まる!
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▼相手は天を仰ぐしかない
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▼記録を達成しても自分の仕事を淡々とこなす上原投手
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