2013-09-06-13-57-31

もしも頼るあてのない旅先で、携帯電話と財布を失くしてしまったら、みなさんはどうするだろうか? 誰かに助けを求めたり、警察に足を運ぶことになるだろう。ところが……福岡で携帯と財布を奪われた仙台在住のとある男性は、意外な行動に出たのである。

・約1400キロを徒歩で帰宅

この男性は隠し持っていた2000円だけを頼りに、仙台までの約1400キロの道のりを、なんと11日間もかけて歩いて帰ったのだ。男性の行動にインターネットユーザーは大きな衝撃を受けている。

・福岡市内でネットカフェを探す

読売新聞によると、男性(25歳)は福岡県で開かれたカードゲームの全国大会に参加するために、2013年8月23日に仙台を出発した。25日に飛行機で帰るはずだったのだが、搭乗便に乗り遅れ、インターネットカフェで夜を過ごすため福岡市内を歩き回っていたようだ。

・携帯電話と財布を奪われた

午後10時頃、路上で男たちに絡まれ携帯電話と財布を出すように要求される。そのとき携帯電話の充電はすでに切れていた。要求通りにこれらを置き、その場から逃走したのだが、所持金は靴のなかに隠し持っていた2000円だけになり、行くあてを失ったのである。それから11日間をかけて福岡・仙台間をひたすら歩いたそうだ。

・ネットの声

「最寄りの警察へ助けを求めろよ」
「2千円も持っていたのに家に連絡できなかった理由、警察などに頼らなかった理由って何なんだろう」
「福岡から仙台まで自力で帰るとか普通無理だよなぁ」
「まぁ無事でよかったですね」
「なんで警察いかなかったんですかね」
「騒ぎになるでしょ、ふつうw」
「靴の中に2000円というのもなんというか」
「警察に届けるとか2000円で親に連絡するとかできなかったのかなぁ」
「毎日24時間テレビ並みの移動距離で11日間かぁ。ヒッチハイクでもしたか?」
「警察とかに事情話せば歩いて帰らなくてすんだと思うんだが・・・」
「虚構新聞並の出来事が最近多いな」

・なぜ連絡しなかったのか?

彼はどうして警察に助けを求めなかったのだろうか? またネットユーザーが指摘するように、所持金はゼロではなかったので、自宅にも電話ができたはず。男性の母親はスナックを経営しているとのことなので、お店にも電話できたはずだ。それなのになぜ、自力で帰る道だけを選んだのだろうか?

とにかく1400キロもの距離を移動する間、事故に巻き込まれることがなくてよかった。彼の不屈の精神には驚かされるばかりである。

参照元:読売新聞
Photo:Rocketnews24
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