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2013年9月1日、中国の広東省深セン市で驚くべき規制が始まった。公衆トイレで利用者が便器の外に放尿した場合、罰金100元(約1600円)が科されるという内容で、落書きや痰を吐く行為も処罰されるそうだ。

しかし、「捨てる神あれば拾う神あり」でその規制を逆手にとって、とある商品を売り始める人が出てきたという。さすがは中国といったところだが、いろいろな意味で絶望的な商品なので、動画と共にご紹介したい。

・おしっこ軌道修正器

公衆トイレの前で夫婦らしき2人が売っているのは、じょうごとホースを組み合わせたような珍商品。彼らが手に持つボードには、「尿がこぼれません」と書いてある。……そう! じょうご部分で尿を拾い、ホースでこぼさずに便器へ運ぶ仕組みなのだ。いわば「おしっこ軌道修正器」である。

・絶望的に売れてない

自信満々に商品を売る2人だが、利用者からは物珍しい視線しか返ってこない。年配の男性に商売を持ちかけるも、「俺はそんなのなくても真っすぐ小便できる!」といった感じで怒らせてしまった。1個10元(約160円)という値段もあるかもしれないが、見かけの悪さも売れない原因だろう。

・ながらスマホもOK

動画の中では、華道家の假屋崎省吾さんにソックリな男が、ズボンの上から実演している光景も収録されている。「おしっこ軌道修正器」を股間にあてがい、正しい使い方を指南する中国の假屋崎。ネックストラップを使えばハンズフリーで使用することも可能であり、スマホを触りながらの立ち放尿も可能だという。

・排水口を便器にすることだって可能

大便器や排水口でもこぼれる気配はない。しかし仮に手元が狂い、尿をこぼして罰金となったら、目も当てられなくなること必至である。「おしっこ軌道修正器」を使用する光景はもちろん、リスクを考えても絶望的すぎるグッズだ。そもそも、排水口にホースの先を入れている光景が、いろいろな意味で絶望的だ。

どの程度の汚れから罰金の対象になるかは明確にされていないが、罰金と隣り合わせのトイレタイムは避けたい。かといって、この製品を装着して用を足すのも、もはや拷問である。結果、皆が慎重に用を足すだろう。

参照元:youkeYouTube
執筆:原田たかし
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▼ながらスマホで放尿もできる
sumaho
▼物理的には可能であろう。物理的には!
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