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旅行において、お土産は重要だ。道中の思い出になるだけでなく、会社やご近所付き合いを円滑にするうえでも、お土産の果たす役割は大きい。

もしも選択を間違えると、笑い話では済まないこともある。ということで今回は、北海道で発見したちょっと奇妙なお土産をご紹介しよう。ユニークと言うべきか、奇抜というべきか。とにかく他では見られない三大「奇妙なお土産」である。

3位 北海道昆布エキス使用「昆布サイダー」
まず3位はコンビニで売っている北海道限定の「昆布サイダー」だ。昆布の生産量が高いことで有名な北海道、その強みを生かした商品であろう。見た目は鮮やかな緑が映えるライムグリーン。飲んでみると、昆布感がかなり出ている。昆布だしに炭酸を混ぜた感じだ。発泡性のだし汁を飲んでいる、そんな味わいである。

2位 美瑛白金「青い池キャラメル」
北海道上川郡には、MacOS X「Mountain Lion」の壁紙に使用された青い池がある。青一色の神秘的な様子を一目見ようと、多くの観光客が訪れるそうだ。そして、この場所をイメージしたキャラメル『青い池キャラメル』が販売されている。

北海道では数多くのキャラメルが売られているのだが、ジンギスカンやスイートポテト、練乳など食品をイメージしたものが多い。そんななか「池」をキャラメルにしてしまうという発想は実に斬新。味は清涼感溢れるサイダー風味で、食べるとさわやかになる。

1位 味噌ラーメンチョコと豚丼チョコ
さて、ここからが本題。1位は「味噌ラーメンチョコ」と「豚丼チョコ」、なぜ1位がふたつの商品なのかは後述しよう。まず商品のコンセプトからして衝撃を受ける。ラーメンと丼をチョコレートにするという考え方自体が斬新だ。いくらこれらが名物とはいえ、なかなか「チョコにしよう」とは考えつかない。

・「型」を使いまわしてる?
さらに驚かされるのは中身。包装紙を開けると、チョコレートには12星座がかたどってある。両方ともだ! これはもしかしたら、ほかの製品の「型」を使いまわしたのではないのか! それともラーメンと丼を意味するメッセージが隠されているのか? 残念ながら記者(私)にはそのメッセージを読み解くことはできなかった。

・原材料がまったく一緒!
そしてチョコを食べてみたのだが、味噌ラーメンを感じさせる何か、豚丼を感じさせる何かをほとんど感じることができない。いや、まったく感じることができないのである。まさか名前だけ「味噌ラーメンチョコ」、「豚丼チョコ」にしたのか? そんなことはないだろうと思い、裏面を見るとこのふたつの商品の原材料がまったく一緒だった。

原材料名:砂糖、カカオマス、ココアバター、植物油脂、全脂粉乳、乳糖、レシチン(大豆由来)、香料

ふたつの料理の構成要素、「味噌」と「豚」はどこへ行った……。なお、原材料がまったく一緒だから、ほぼひとつの商品であると判断し、1位をこのふたつにした次第である。

・お土産を開拓しよう
ちなみにこの三つの商品は、北海道のお土産のほんの一例だ。このほかにも、おいしいお土産やユニークなお土産が数多く存在する。北海道に行ったらぜひ、旅の思い出にお土産を開拓してみてくれ。

Report:ほぼ津田さん(佐藤)

▼昆布サイダー
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▼青い池キャラメル
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▼味噌ラーメンチョコと豚丼チョコ
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▼包装紙を開けてみると、なぜか星座がかたどってある。なぜだ……
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▼味に特徴がないと思ったら、原材料は同じ。「味噌」と「豚」はどうしたーッ!!
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