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本来カフェとは、ケーキを食べたりコーヒーを飲んだりして談笑をする場所である。しかし大分県別府市には、その概念を完全に覆したカフェがあるそうだ。それは、温泉にタダで入れる『温泉カフェ』。まさか客席が湯船の中にあるのだろうか? お客は素っ裸でカフェラテを飲んでいるのだろうか? 気になったので行ってみた。

・食事をした人はタダで入浴可
このタダで温泉が入れるカフェがあるのは、大分県別府市にある『茶房たかさき』。こちらのカフェでは、食事をした利用客のために手作りの内湯を提供している。しかも温泉の入口にはカギがかけられるので、最近では一人で入りに来る人や、子供と一緒に来店する人もいるらしい。

・元々趣味で作った内湯が今ではお客様のために
『茶房たかさき』は10年前にオープン。その4年後に、先代から受け継がれる自宅用の温泉を趣味で岩風呂に改装したのが温泉カフェの始まりだ。カフェのお客さんに入浴をすすめてみると評判が評判を呼び、今日の「温泉に入れるカフェ」というスタイルが出来上がったそうだ。

・しかも『茶房たかさき』は温泉ファンの聖地
実はオーナーの高崎富士夫さんは、別府八湯温泉道名人会の初代会長(現・顧問)という経歴をもつ。それゆえに、このカフェには温泉について詳しく知りたい人が多数、彼のもとを訪れるそうだ。つまりココはただの温泉カフェではなく「温泉ファンの聖地」でもあるのだ。

・タダなのに温泉のクオリティが高い!
実際に記者も温泉に入ってみたところ、実に気持ちがよかった。お湯はやわらかくて、全身の疲れがお湯に溶けていくような感覚になる。湯上りもサッパリで最高だ。

食事をすればタダで温泉に入れて、別府の温泉情報について何でも詳しく教えてくれる『茶房たかさき』。これから別府を訪れる方は、一度店主のもとへ訪ねてみてはいかがだろうか。より楽しい温泉旅行になるぞ!

■今回紹介したカフェ
店名:茶房たかさき
住所:大分県別府市朝見1丁目2-11
営業時間:午前10時~午後5時
店休日:火曜日
駐車場:5台まで

Report:世界のショウゴ

▼こちらがお店の外観。お店の店主が優しく出迎えてくれる
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▼こちらが店内。自宅をカフェとして改装している
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▼お冷にもこだわりがある。ハーブの香りが心地よい「ハーブ水」だ
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▼注文した「ラズベリーアイスケーキ」と「マンゴージュース」
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▼ケーキは少し待って溶けかけを食べると良いそうだ
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▼アイスケーキが溶けるまで、店主の高崎さんから別府温泉の話を聞くのも良い
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▼こちらがカフェの隣にある手作りの内湯。食事をとった人はタダで入浴することができる
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▼実に気持ちがいーよ!
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