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アッチーイ毎日が続いている。暑くて暑くて、とろけてしまいそうなとき、ジューシーでフルーティーな果物を食べたらどうなってしまうのか!? ねえ、どうなる? どうなると思う~う? 食べたらめっちゃヘブン状態! 果汁たっぷりのパイナップルとマンゴーなんか食べたら、ウマすぎて思わず絶叫したくなる!!

・郊外に点在する土産物屋
石垣島には、そんな興奮を与えてくれるおいしいフルーツがたくさんある。特に郊外には土産物屋が点在しており、ぶらりと寄ったら極上のフルーツに出会うことができる。石垣市名蔵の農水産物加工販売店「阿香園(あこうえん)」もそのひとつだ。

・石垣島のおいしいものが集まっている
ここは土産物の販売も行っているのだが、食堂もかねている。店内では、八重山そばや石垣牛を使った牛丼。アイスクリームや搾りたてのフルーツジュースを堪能することも可能だ。要するに、石垣島のおいしいものが集まった土産物屋といって良いだろう。

・パイナップルのお造り
特に目を引くメニューが「パイナップルのお造り」。お造りとは本来、魚の刺身に使われる言葉だ。これをパイナップルに使うところはなかなか気が利いている。実際、きれいに器にパイナップルが盛られている様子は、お造りと言っても差支えないだろう。いやむしろ、極上のフルーツだからこそこの言葉がふさわしく感じるのかもしれない。 

・地上に降りた太陽
収穫期を迎えたスナックパインは、太陽の恵みを存分に蓄え、カットしたその切り口から溢れんばかりの果汁をしたたらせている。艶を帯びて黄金色に輝いたその切り口は、まぶしささえ感じさせてくれる。まさに地上に降りた太陽といっても言い過ぎではない。そして何よりも、したたる果汁が美味そうすぎて堪らん!

・熟れに熟れて崩れ落ちそう
一切れ口に放り込むと、噛んでもいないのにパイン汁が口中に充満するではないか! じわりと口の奥底にまで到達する甘い汁が、さらなる唾液を呼び起こし、口の周りがべとべとになりそうな勢い。さらにさらに果肉に歯を立てると、熟れに熟れて崩れ落ちそうなほど柔らかく、果肉に歯がずぶずぶと食い込む。そして一層果汁が増し、ジュースのようになって喉の渇きを潤してくれた。ウッマイ!!

・一日の実りを携えた夕陽
マンゴーも忘れてはならない。もしもパインを真昼の太陽とするなら、マンゴーのその色は暮れゆく夕陽だ。一日の実りを満々と携えた夕陽。島を取り囲む海の向こうに、焼け付くような真っ赤に燃える夕陽。そんな深く濃い色合いを、マンゴーは宿している。こちらもパインに負けることなく、切り目からじわじわと果汁がこぼれている。これらの果物は、乾燥という言葉からおよそ縁遠い存在に思えた。

・体が喜ぶ!
そしてこちらも一口ガブリ。もう口のなかは果汁で満タンだ。ミキサーなんかなくったって、果物そのものがジュースである。透き通るような甘さとかすかな酸味が、体中に浸みわたっていく。体が喜ぶとはこういうときに言うのだろうか。胃袋から吸収されたマンゴーやパインが、血流に流れてみるみるうちに元気がみなぎる。これは決して大げさな表現ではない。本当に力が湧いてくるのである。

・俺! 生きてるーーーッ!!
とにかく石垣島で味わう果物のおいしさは、尋常ではない。今すぐにお店の外に駆けだして、「俺! 生きてるーーーッ!!」と叫びたくなった次第だ(実際にそうすればよかった)。今夏、もしも石垣島に行かれる方は、パインやマンゴーなどフルーツをとにかく食べて欲しい。「俺! 生きてるーーーッ!!」という感じがはっきりとわかるはずだ。

・今回紹介した店舗情報
店名: 農水産物加工所直売店 阿香園
住所: 沖縄県石垣市名蔵1124-1
時間: 9:00~18:00
休日: 無休

Report:ほぼ津田さん(佐藤)

▼店内のメニュー「パイナップルお造り」
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▼お店のつくりはこじんまりとしている
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▼これがパイナップルのお造りだ!
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▼黄金色に輝いた切り口から、果汁があふれている
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▼甘い匂いを漂わせながら、絶え間なく果汁がしたたる
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▼噛むと崩れ落ちそうなほど、柔らかい。ウマい!!
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▼ウマすぎて笑ってしまう
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▼そしてマンゴー
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▼食べなくても、おいしいと匂いでわかってしまう。それくらい甘くて良い匂い
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▼完熟しているので、皮を手でめくれる
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▼うめえ!! 目の焦点が合わへんくなるほどうめえ!
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▼ちなみにこちらは八重山そば
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▼ピパーズ(島こしょう)をふると、味が引き締まっておいしさが増す
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