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土屋アンナさんが主演予定だった舞台『誓い 奇跡のシンガー』。この作品は、シンガーの濱田朝美さんの書籍を原案として、舞台化される予定だった。しかし公演間近にして制作会社から中止の発表があり、この発表の背景を巡って制作会社の株式会社タクトと、土屋さん・濱田さんが対立する状況が発生している。

・甲斐監督が反論
そんななか、舞台の監督を務めた甲斐智陽監督が facebook で濱田さんに反論していることが判明した。

・甲斐監督の主張
「濱田朝美さんへブログ読んで 何故あのようなことを書いたのか理解出来ません 現在あなたには 赤沼弁護士という代理人がいて光文社と舞台化の報告に行ったさいに 承諾を得て進めて来ました(中略)原作本がある場合 作者の承認をとるのは当たり前ですから報告に行ったのですそして原作ではなく原案であることも伝えました 再現ドラマではないことも説明しました土屋側にも伝えてあります」(甲斐智陽 facebook より引用)

・舞台化の承諾はあったのか?
今回の騒動の争点になっているのは、原案作者の濱田さんに舞台化の承諾をとったのかどうかだ。濱田さんのブログでは当初、「私は制作者側から全く許可を取られていませんでした」(濱田朝美ブログより引用)と、舞台化の話はなく、台本を見ることもできなかったと伝えている。

・原案作者
一方甲斐監督は、舞台化の報告に行って承諾を得て進めてきたというのだ。もうひとつ大きなポイントがある。それは「原作者」ではなく「原案作者」として、濱田さんが扱われていることだ。「原作」とは、派生作品を生み出す元の作品のことをいう。しかし「原案」は、物語やキャラクターなど大まかな設定を指す。したがって原案として扱われている以上、原作(今回の場合は濱田さんの書籍)と異なる内容であっても致し方ない面もある。

・解決に至るのか?
主演を務める予定だった土屋さん、原案作者の濱田さん、そして甲斐監督それぞれが主張を繰り広げているのだが、この騒動は一体どのような解決に至るのだろうか。今後が気になるところだ。

参照元:濱田朝美ブログ土屋アンナ公式ブログ『誓い 奇跡のシンガー』公式ページ、Facebook 甲斐智陽