beer
暑い暑い夏! 冷たいビールが美味しい季節の到来である。そんなビールのウマい季節に、親しい友人が集まればついついたくさん飲んでしまうもの。

しかし、いくら楽しくても飲みすぎには重々注意をした方がよさそうだ。一晩で20本のビールを飲んだ男性が体調不良をうったえたそうだ。検査の結果、内臓が溶けてほとんどなくなってしまったというのである。

・ビールを20本飲んで内蔵が溶けて消滅
内臓が溶けてほぼ消滅したというのは、中国・遼寧省の瀋陽に住む周さん(30)だ。周さんはお酒が大好きだったが、健康診断で「高脂血症」と診断され、お酒を控えていたという。しかし、飲み友達が集まった席でとぼけていると思われるのが嫌で、つい飲んでしまったのだという。その量は一晩でなんとビール瓶20本だ。

・体調不良をうったえ病院へ
だが20本はさすがに飲みすぎだった。周さんは帰宅後激しく嘔吐。眠れず家中をのたうちまわったという。そして2日目、どうしても耐えられず家族につきそわれて病院へ。すぐに救急部門で検査を行うこととなった。

・体からは白い血、そしてすい臓がない!
医師が周さんのCTをとったところ、画像を見て驚いた。あるはずのすい臓が見当たらないのだ。さらに採血した血は真っ白。これは典型的な脂血で、血液の3分の2以上が油脂であったそうだ。さらに驚愕の事実が判明した。周さんのすい臓は薄皮一枚を残して溶けてなくなっていたのである。

・なぜすい臓が溶けてなくなったのか
医師は周さんの症状を以下のように説明している。

「この症状は食事により引き起こされたものです。脂肪を多く含む食物の暴飲暴食が原因です。とくに羊肉。そこに大量の酒が加わったのもいけなかった、さらに悪いことにそれが冷たいビールです」

「食物の摂取が原因となり、すい臓ですい液が大量に分泌、それがすい管に過剰な圧力を与えたのでしょう。そしてすい管がつまり、本来なら十二指腸にいくべきだったすい液が中にたまってしまった。それがたまることで、すい臓自身を溶かしてしまったのだと思われます」

・一時は瀕死状態に
周さんは、すい臓を失ったことで、重度のすい炎の症状が出たと見られている。なお、入院して2日目に周さんは、心臓、肺、肝臓、腎臓などの内臓機能が著しく低下。危険な状態に陥ったそうだ。だが医師の必死の処置のおかげで一命はとりとめたという。

搬送から約2カ月が経ち、周さんはようやく退院した。彼のすい臓は徐々に自己修復しつつあるそうだ。

・暴飲暴食は控えるべし
幸いにも命を落とすことはなかったが、暴飲暴食で臓器が溶けて消えてしまうとは……医師はこのような事態を防ぐために、まず食事はきっちり管理すること、そして夏場に脂っこいものや冷たいビールの大量摂取は控えるようにと注意を促している。

参照元: 新浪新聞(中国語)
執筆:沢井メグ