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中国の屋台で、殺鼠剤で殺したネズミの肉を、羊肉といつわって販売されていたとされる問題。中国では以前から、成長を早めて短期で出荷できるようにと大量に薬を投与したニワトリが市場に出回ったり、キツネの肉を羊といつわり販売されたりと、消費者にとって不安な事例がいくつかあげられている。

そんななか、インターネット上で、2013年5月頃に警鐘を鳴らすために「路上で売られている『羊肉』はこう作られている。あなたはそれでも食べますか?」というタイトルの図が拡散されていた。その図によると、ネズミ肉で作るニセ羊肉の材料は以下のとおりである。

【ネズミ肉で作るニセ羊肉】
・ネズミ肉
・羊肉粉……羊肉の香りがする香料
・羊肉精膏……羊肉風味のする練り調味料 本来なら羊肉のスープなどに使う
・ゼラチン
・コチニール色素……虫が原料の色素。日本でも使用されているがアレルギーを引き起こすという説もある
・亜硝酸ナトリウム……防腐剤。肉の変色を防ぎ、ピンク色に保つ。亜硝酸ナトリウム自体に毒性は認められていないが、体内で化学変化を起こして発がん性物質を生成する。なので日本では使用量に厳しい制限が設けられている
・添加物

以上である。

・猫肉やキツネ肉でも応用できるらしい
図によると、ネズミのほか豚や鶏など様々な肉に応用できるとのこと。猫肉やキツネ肉からもニセの羊肉を作ることができるとしている。

・材料はネットユーザーが投稿したもの
この図はインターネットユーザーが投稿したもので、本当にこの材料でニセ羊肉が作ることができるかどうかはわからない。

だが、安徽省で行われた調査では、羊肉串44本をDNA鑑定したところ41本が豚肉という結果が出ている。また、大手火鍋チェーンが羊肉といつわってキツネ肉を提供していたこともあった。殺鼠剤で殺したネズミ肉を使用したことで市民が間接的に殺鼠剤を摂取して血液に異常をきたしたとされるケースもあり、ニセモノの肉が消費者のすぐそばまで出回っている状況ではあるようだ。

・1本2元未満の羊肉串はニセモノと思ったほうがいい?
なお、中国のインターネット上では1本2元未満の羊肉はニセモノだと思った方がいい、と警告がされている。現在の肉の相場から考えて、調味料や人件費を加算すると1本2元以上して当然であるというのだ。

この「2元」という数字の根拠は示されていないが、安すぎる肉は正規ルートで下ろされた安全な肉でない可能性が高いというのは納得ができるだろう。

参照元: 証券之星(中国語)

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