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一般的に、暗い部屋での読書やパソコンの使用は目に良くないと言われるが、創造力を発揮するには暗い環境のほうが適しているようだ。最新の研究によると、人は薄暗い部屋にいるときのほうが創造力豊かになれることがわかったという。しかも、薄暗い状況を想像するだけでも効果があるというのだ。

・部屋の明るさが創造力に影響を与えるか実験
独シュトゥットガルト大学とホーエンハイム大学の研究者らが、共同で実験を行い明らかにした。まずは、被験者たちを三つのグループに分ける。彼らには、オフィスのような平均的な明るさの部屋、明るすぎる部屋、薄暗い部屋にそれぞれ入ってもらい、創造力判定テストを受けさせた。さらに、宇宙人の絵を描くよう指示した。

・創造力にもっとも良い効果をもたらすのは薄暗い部屋
結果、薄暗い部屋で創造力判定テストを受けた被験者たちがもっとも良い結果を出し、宇宙人の絵もよりクリエイティブなものだったという。また、その後の聞き取り調査で、実験中に彼らが圧迫感などから解き放たれたように感じていたことも明らかになったとのこと。

・平均以上の明るさでは大差はない
平均的な明るさの部屋と明るすぎる部屋の被験者たちを比べると、テスト結果に大差はみられなかったそうだ。つまり、創造力を発揮するには薄暗い環境がもっとも適しており、平均以上の明るさになると創造力に違いは表れないのである。

・薄暗い部屋での解放感が原因か
このような結果になった詳しい理由については、現在のところ明らかになっていないとのこと。だが、「被験者たちが薄暗い部屋で解放的に感じていたことが、創造力の豊かさに何らかの影響を与えたのではないか」と研究者らは考えているようだ。また、この効果はあくまでも創造力にのみ有効であり、分析力や行動力には影響を与えないという。

・薄暗い状況を想像するだけでも効果アリ
研究者らは、「薄暗い明かりが創造力にもたらす効果は、暗い状況を想像するだけでも得られると考えられる」と語っている。つまり、薄暗い部屋を思い浮かべれば、実際に部屋の照明を落として目に負担をかけるリスクを回避しつつ、クリエイティブになれるというのだ。良いアイデアが思い浮かばないときは試してみてはいかがだろうか。

参照元:Mail OnlineMedical Daily(英文)
Photo:Rocketnews24.