2013-06-24_200106
卓球と言えば中国のお家芸だ。先日、その中国で行われた卓球の大会で、男子世界チャンピオンが見せた「足さばき」がすごすぎると話題になっている。

チャンピオンは相手選手と激しく打ち合う。危ない! 落としたか……と思ったら、チャンピオンは足を上げ、卓球のボールをキーーーーック、そしてゴォォォォーーーール!! ええっ、これってアリなのー!?

このスーパープレーを披露したのは男子卓球世界チャンピオンの張継科(ちょう・けいか)選手だ。2013年6月18日に行われた『卓球直横大戦』の試合でのことである。直横大戦は世界のトップレベルの選手が集結し2チームに分かれて行う試合のこと。

横チームの張選手は許昕(きょ・きん)選手と対戦。直チームの許選手も2013年世界選手権で3位とかなりの実力者だ。両選手は激しく打ち合い、許選手が張選手のミスを誘うかのようにふわっと高くボールを上げた。

どうする張選手!? ……と思ったその瞬間、張選手は卓球台に向かってキーック!! 許選手はその球を受け止めることができず、球はそのままゴォォォォーーーーオオル!!! 張選手の得点となった。動画を確認してみると、たしかに「十六文キック」的な張選手の美しい蹴り技が決まっている。

このプレーにネットユーザーは

「すげえ!!」
「これは神プレー!!!!」
「カンフー卓球」
「張継科はもはや戦神だ」
「いや、もうすごすぎて病気」
「張継科がサッカー中国代表になったらいいのでは?」
「あれは反則にはならないのかな……点入ったし……」

などとコメントしている。

張選手のプレーは確かに得点につながっている。なので「反則」ではないようだが……それにしても、あんな小さな球を確実に足にあて、さらに対戦相手のコートにナイスなあんばいで入れてしまうのは神業(かみわざ)と言うほかない。

ちなみに張継科選手の中国語読みは「チャン・ジーカ」。名前の「ジーカ」は元ブラジル代表で元日本代表監督をつとめたあのジーコ氏から名づけられたものであるそうだ。張選手の父親は大のサッカーファンで、張選手をサッカー選手に育てようとしていたとも言われている。……なるほど、この見事な足さばきにも納得である。

参照元:Youtube亜心網(中国語)
執筆:沢井メグ
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▼張選手のスーパープレー動画はこちらだ