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米ソフトウェア会社「Google」は、開発者向けのイベントで新しい「Googleマップ」を発表しました。 新しいマップは一体どのように進化したのでしょうか。旧マップと比較して、検証したいと思います。

・招待リクエストを申請
いち早く利用してみたいという方は、招待リクエストを申請する必要があります。申請をすると、4~5日程度で「登録完了!新しくなった Google マップをお試しいただけます」というメールが届きます。本文中の「今すぐ見る」をクリックすると、新しいマップを確認することができます。

・地図により集中できる設計
従来のマップと比べてもっとも異なる点は、サイドバーを排除したことです。これにより、地図を見ることに集中しやすくなっています。必要な情報は、検索窓の下部からスライド式でカード型に表示されるようになっています。

・ツールや検索オプションの表示位置変更
今まで「ズームスライダー」や「ストリートビュー」などのツール、「航空写真」や「交通状況」などの検索オプションは、地図の上部にありました。これが新しいマップでは下部に表示されています。これも地図を見やすくするための配慮ではないでしょうか。

・店舗・施設に関する情報を集約
たとえば飲食店に関する情報を検索した場合、店舗内を見ることができる「おみせフォト」や、店舗周辺の「ストリートビュー」、またユーザーが投稿した写真、これらすべては検索窓下のカード型表示枠に集約されています。これまでストリートビューを見る場合に、度ごとにアイコンを操作しなければいけませんでしたが、そのわずらわしさがなくなりました。

・ルート検索が秀逸
今回のマップ変更で、もっとも優れた点はルート検索です。優先度の高い検索ルートだけでなく、別ルートも一緒に地図上に表示してくれます。また電車でのルートを検索する場合、「その他のオプションと時間」をクリックすると、路線ごとの発着時間を一目で確認することができます。

・気になる点
随分便利にはなりましたが、いくつか気になる点もあります。まず従来のマップから移行すると、ツールや検索オプションの位置が変わっているために、扱いにくいと感じるかもしれません。そしてストリートビューアイコンがなくなってしまったために、ストリートビューの見方に戸惑うことでしょう。目的地周辺の画像を確認する場合は、目的地周辺をクリックしてみてください。すると検索窓下にカード型表示枠が表示されるので、枠内の「ストリートビュー」をクリックしてください。

・使い込むことでより便利になる
現在のところ招待リクエストを申請した人のみが、新しいマップを使うことができます。提供が開始されたばかりなので、不便と感じる点もあるのは事実。しかし使い込むことで、より便利になると感じさせるものがあります。

Report:フードクイーン・佐藤

▼ 招待リクエストが承認されると、このようなメールが届きますnewgooglemap3

▼ 登録完了画面newgooglemap4

▼ 新しいマップで「新宿駅」を検索。検索窓下のカード型表示枠に路線が集約されていますnewgooglemap223

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▼ 画面上部にあったズームスライダー・航空写真・交通状況などは下部に移動。右端「プラス・マイナス」はズーム。その下は主要な場所の写真とストリートビューです。そして左端の「地球」は、航空写真ですnewgooglemap22

▼ 店舗・施設検索でマーカーをクリックすると、カード型の表示枠にストリートビュー・おみせフォト、そしてユーザー投稿の写真が表示されますnewgooglemap26

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▼ 新しいマップのルート検索newgooglemap32

▼ 地図上に所要時間を表示。しかも別ルートも同時に確認できますnewgooglemap322

▼ 簡易的なダイヤを確認できるのも有難いnewgooglemap323

▼ 電車を利用する場合は、路線ごとの発着時間も確認できますnewgooglemap324

▼ ストリートビューは矢印と通りの名前表示が、少し変わりました。従来のストリートビューの表示newgooglemap31

▼ 新しいストリートビューの表示newgooglemap30