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視聴率20%超えの快進撃を続けるNHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』。クドカンこと宮藤官九郎氏の軽妙な脚本と、能年玲奈さん演じるキュートなヒロインが話題の大人気ドラマだ。

その劇中で登場するのが岩手県久慈市の郷土料理「まめぶ汁」。以前ロケットニュース24でも紹介したように、今はNHKスタジオパークでも食べられるが、もっとガッツリ食べたいので実際に作ってみたぞ!

参考にしたのは「岩手県生めん協同組合」が公開しているレシピである。作り方や材料は以下のとおり! 動画「まめぶ汁を作ってみた!」も合わせてご覧いただくと分かりやすいぞ!

【材料】(2人分)
A:だし昆布7.5g、煮干し3本
B:にんじん(中1/4本)、ごぼう(1/3本)、高野豆腐(凍り豆腐の代用。30g)、油揚げ(1/3枚)、かんぴょう5g、干ししいたけ8g
C:中力粉(1カップ)、クルミ 5〜10g、黒砂糖5〜10g、塩(適量)、お湯50ccくらい、片栗粉(適量)
D:しょうゆ25cc(大さじ1+中さじ1)、塩(適量)
※参考にしたレシピを元に作りやすい分量にアレンジしています

【作り方】
その01:水600ml を入れた鍋に、だし昆布と煮干しを加えてだしをとる。
その02:干ししいたけを水に戻し、かんぴょうは水洗いして塩もみをする。高野豆腐に10秒ほど水を吸わせて切りやすくしておく。クルミと黒砂糖を包みやすい大きさにカットする。
その03:材料Bの具材を切る。にんじん、ごぼうは皮をむいてイチョウ切り、高野豆腐は角切り、油揚げは細切り、かんぴょうは1センチ幅に切る。
その04:材料Cの具材で「まめぶ」をつくる。ボールなどに入れた中力粉に塩水を少し加え、お湯でこねる。生地ができたら親指大くらいの大きさにちぎって分け、クルミと黒砂糖を包んで丸める。この作業がいちばんの難関かつハイライト。ダンゴ状にしたら、くっつかないよう片栗粉をまぶしておく。
その05:だしをとった鍋に、にんじんとごぼうを入れて火にかける。煮えてきたら材料Bの残り具材を加え、全体に火が通ったらしょうゆで味をつける。
その06:最後にまめぶを投入。浮き上がってきたらできあがり。塩で味をととのえて完成!

・初めて食べる味に感動!
できあがった自家製まめぶ汁は、どこからどう見ても「THE 郷土料理」。食べてみると、昆布としょうゆベースのスープに甘い団子のハーモニーは、まさに劇中で「“おかず” だが、“おやつ” だか分からない」と評された味そのもの! もっちもちの皮とクルミの対照的な食感も楽しい。本気の郷土料理なので、わりと手間がかかったが、試してみる価値は十分にある。

・まめぶ汁オリジナル料理も作ってみた!
人生初のまめぶ汁をすすっていたところ「これは何かに似ている……ハッ、お雑煮?」と気づいたのでさっそくトライしてみた。トースターで焼いたおもちをお椀に入れ、あつあつのまめぶ汁を注いでみる。「力うどん」ならぬ、「力まめぶ汁」である。

気になるお味は……予想どおり美味い! というか一気に田舎のお正月気分、まったく違和感なし! これは問答無用でオススメだ!

・麺類もイイッ!!
さらに、茹でて水切りしたそうめん(1/3束)とまめぶ汁もコラボさせて「まめぶ汁そうめん」も作ってみたが、こちらも特に違和感なし。「具だくさんの贅沢にゅうめん」といった感じに仕上がり、寒い季節や夜食に最適の一品となった。スープの味を濃いめに調節すると、さらに旨くなりそうだ。まめぶと同じ中力粉からつくられる「うどん」を入れるのもテッパンだろう。まめぶ汁を作る際には、ぜひ一緒に試してみてほしい!!

参照元:岩手県生めん協同組合
Report:黒井

▼材料(2人分)

zai

▼ちょっと水槽っぽい

kobu

▼下ごしらえ組

kouya

▼クルミと黒砂糖を包みやすいようにカット

kuru

▼具材を切ります

ysasi

▼「まめぶ」の原材料

konna

▼こねます

kone1

▼どんどんこねます

kone2

▼これくらいでOK?

kone3

▼クルミと黒砂糖をin

naka

▼はみでないよう丸めます

maru

▼片栗粉をまぶして放置

maru2

▼具材に火がとおったら味つけをして

ysa

▼まめぶをin

nabeire

▼できあがり!

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▼もちもちの皮から顔を出す黒砂糖

kuro

▼アレンジ料理・おもち編

moti

▼アレンジ料理・そうめん編

soumen

▼動画もあるよ!